ハコの漢字を出すのがめんどくさいので
あえてカタカナで。
そういう時に使う言葉じゃない筈だが、
そこをあえて、で。
香川県で唯一、魍魎のハコをかけてくれるという映画館に
前売券を買いにいった。
そこはさびれきった高松の商店街の中にある。
閉めた店舗が軒をつらね、路上はフリママニアに占拠されていた。
うさんくさい人達がたくさん集まってきていて
日の当たらないその通りは、思いっきり治安が悪そう。
その中をぬけて、小さなビルの前に立つ。
前にきたことのある闘魂ちゃんにきくと
このビルで間違いないという。
「その階段、上るんや。いや、降りるんやったかな?」
「どっちやねん。」
地獄の一丁目にきた気分の温さんは、階段の前で立ち止まる。
「アンタ、こんなトコ、ようきたなぁ。」
「お母さんが、ここに行けゆうたんやんか。
ハチクロはここでしか、やってないゆうて、去年の冬。
・・あ!思い出した。降りるんやった。」
「ちょっと、ついてきてよッ!!」
そう言って、恐る恐る階段を下りた。
中には若い兄ちゃんがひとり。
「あ、エヴァ○ゲェリオンですね・・」
「いいえ、違います。魍○のハコの前売券を買いに・・」
「あ~はいはい。」
そういって、横の棚から、おまけの小さい六面体を出してくれた。
コレコレ!
私はこれが目当てで、わざわざこんなトコまで出かけてきたのら。
母親に思いっきりあきれる闘魂ちゃん。
いやさ、家族一同。
お~っほほほ
前売券を一枚だけ買う私に
「お母さん、映画、ひとりで観んの?」という。
アホけ。
映画はひとりで観るもんじゃ。
とは言ったものの、この通りをひとりでくるかと思ったら
ちょっとつらい。
帰りの助手席で、カバンから脳良のハコを取り出して
袋を破ろうとして気がついた。
「私、一度も六面そろえられたことがなかったわ・・(涙)」
この袋をやぶれば、絶対私はまわしてしまう。
六面の色がそろっていないルーヴック・キューブなんて
美しくない。。。
というワケで、今だにナマで、脳良のハコに触ってない。
映画には絶対行こうと思う。
勿論、他県の映画館で。
あえてカタカナで。
そういう時に使う言葉じゃない筈だが、
そこをあえて、で。
香川県で唯一、魍魎のハコをかけてくれるという映画館に
前売券を買いにいった。
そこはさびれきった高松の商店街の中にある。
閉めた店舗が軒をつらね、路上はフリママニアに占拠されていた。
うさんくさい人達がたくさん集まってきていて
日の当たらないその通りは、思いっきり治安が悪そう。
その中をぬけて、小さなビルの前に立つ。
前にきたことのある闘魂ちゃんにきくと
このビルで間違いないという。
「その階段、上るんや。いや、降りるんやったかな?」
「どっちやねん。」
地獄の一丁目にきた気分の温さんは、階段の前で立ち止まる。
「アンタ、こんなトコ、ようきたなぁ。」
「お母さんが、ここに行けゆうたんやんか。
ハチクロはここでしか、やってないゆうて、去年の冬。
・・あ!思い出した。降りるんやった。」
「ちょっと、ついてきてよッ!!」
そう言って、恐る恐る階段を下りた。
中には若い兄ちゃんがひとり。
「あ、エヴァ○ゲェリオンですね・・」
「いいえ、違います。魍○のハコの前売券を買いに・・」
「あ~はいはい。」
そういって、横の棚から、おまけの小さい六面体を出してくれた。
コレコレ!
私はこれが目当てで、わざわざこんなトコまで出かけてきたのら。
母親に思いっきりあきれる闘魂ちゃん。
いやさ、家族一同。
お~っほほほ
前売券を一枚だけ買う私に
「お母さん、映画、ひとりで観んの?」という。
アホけ。
映画はひとりで観るもんじゃ。
とは言ったものの、この通りをひとりでくるかと思ったら
ちょっとつらい。
帰りの助手席で、カバンから脳良のハコを取り出して
袋を破ろうとして気がついた。
「私、一度も六面そろえられたことがなかったわ・・(涙)」
この袋をやぶれば、絶対私はまわしてしまう。
六面の色がそろっていないルーヴック・キューブなんて
美しくない。。。
というワケで、今だにナマで、脳良のハコに触ってない。
映画には絶対行こうと思う。
勿論、他県の映画館で。