お手てはぬくいです(笑)

手が冷たい人は心が温かい・・一度はきいたことないですか?
私の手は、年中ホカホカです。

なべ

2008年11月21日 10時58分09秒 | ノスタルジー
昔、結婚の準備をしている私に
母がさびしそうに言ったもんだ。
お前は何でも自分ひとりで決めてしまうと。

旦那を両親に紹介して一週間後
私の気がかわらぬうちにということで
早くも結納が行われ

式はその二ヶ月半後に決められた。

お前の気がかわらんうちに・・なんど、そう言われたことだろう。


急いで準備しなければいけないので
家電にしろ家具にしろ
下見なしで、即決してきた。

当時の讃岐は、結婚式は5着分の衣装を用意するのが当たり前で
5着ワンパック料金になっていた。

その時も友だちをひとり連れてゆき
その場で決めてしまった。

「親御さんに相談しなくていいんですか?」と
向こうの人が心配するので
翌日母親をつれてゆき、これとこれにしたと報告した。

母はためいきをつきながら、
「私はお前とあっちこっちのデパートに出かけて行って
いろんな話をしながら、準備したかった。。。」と言った。

普通なら結婚の準備は楽しいかもしれないが
私は全然結婚したくなかったのを
追い出されるようにして嫁ぐのだから
楽しむ気にはなれなかった。

でも母が追い出してくれたからこそ
私は今、とりあえず大人のフリができているのだと思う。
いっぱしにっスね。


で、だ。
鍋・釜だけは、母に決めてもらった。
母が選んだその鍋で、私は20年料理を作っていた。
取っ手がとれても、使っていたが
とうとう先日、とんでもない広範囲をこがしてしまい
仕方なく、新しい鍋を買うことにした。

ちょうど商品券もあったので、わざわざ高松まで出かけて。

なにせ、料理には興味のない女なので
そのコーナーで一番高い商品を買うことにした。
とにかくジョウブならいいのだ。
長く使えればいいのだ。
一番高い商品なら、一番長持ちするんじゃね?

旦那が
「一番高いって言うんなら、圧力鍋だろ。
圧力鍋にしたら?」という。

お前は一体オレと何年付き合っているのだ。
オレにそんな高度なモノを扱えるスキルがあると思うのか。
オレがお料理上手な奥様に見えるのか?
仕上がりだの、出来栄えだのを気にする女に見えるのか?



ところがあなた、この五万円もした鍋が
たった一度の使用で、底がガタガタになったのだ。

おら、電話したね。
注意書きに強火厳禁とあったのに
いきなり強火で使った私が悪いということは
百も承知だったけど、電話したね。
なんとか修理してもらえないかと思って。

直してもらえたけど、取りにこいってさ、高松まで。


強火も使えない、そんな私にとっては無用の長物の鍋を取りに、
高松までだってさ。


はぁ~~イオンにしとけば良かった。
マルナカでも良かった。

仕上がりなんてどうでもいいから、
とにかく早く湯がわいて
強火でじゃんじゃん使えて
長持ちする鍋が欲しかっただけなのに。。。。


なべ・・なべって悲しいわ、ホント。
(どんだけ料理が嫌いやねん)