マグダラのマリア
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ケイトー。。。キリスト教に改宗したのォ〜?
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なんで僕がキリスト教に改宗しなければならないのですかァ〜。。。
だってぇ〜、マグダラのマリアにハマってるのでしょう?
いや。。。僕はマグダラのマリアにハマったわけではありませんよ。。。
じゃあ、どういうわけで急に マグダラのマリア を取り上げたのォ〜?
実は、最近バンクーバー市立図書館でDVDを借りて次の映画を観たのですよ。。。
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この映画にマグダラのマリアが出てくるのォ〜?
出てきます。。。もちろん、タイトルの The King of Kings というのはキリストのことですよ。。。でも、映画の初めに出てくるのがマグダラのマリアなのです。。。
マグダラのマリア
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洞窟のマグダラのマリア
(ジュール・ジョゼフ・ルフェーブル作)
マグダラのマリア(ラテン語: Maria Magdalena)は、新約聖書中の福音書に登場する、イエスに従った女性である。
マリヤ・マグダレナとも音訳される。
正教会・カトリック教会・聖公会の聖人で、正教会では「携香女(けいこうじょ)」「亜使徒」の称号を持つ。
この「携香女」の称号と、イコンに描かれるアラバスターの香油壷を持った姿は、磔刑後のイエスの遺体に塗るための香油を持って墓を訪れたとの聖書の記述に由来している。
共観福音書では、マグダラのマリアは「イエス・キリストが十字架にかけられるのを見守り、イエスが埋葬されるのを見、そして墓の方を向いて座っていた婦人たちの中で、最も重要な人物」とされる。
西方教会において「罪深い女」とされるため、ニコス・カザンザキスの『最後の誘惑』のような現代小説をはじめとして、イエスとの結婚を伝える種々の伝承があるが、歴史的根拠は見出されていない。
キリスト教の主要教派ではいずれも聖人に列せられている。
マグダラのマリアを聖人とする西方教会(カトリック教会、聖公会)での記念日(聖名祝日)は7月22日で、正教会では8月4日である(修正ユリウス暦を使用する正教会では、西方教会と同じく7月22日)。
これら固有の記念日に加え、復活祭後の第二主日を他の聖人とともに「携香女の主日」としている。
西方教会では男性原理を重視し組織形成していたため、マグダラのマリアを「イエスの死と復活を見届ける証人」であるとともに、教義上「悔悛した罪深い女」とした。
東方教会(正教会)ではこのような「罪深い女」との同一視はしていない。
これについては多くの解釈があり、真実ははっきりしていない。
したがって「罪深い女」とマグダラのマリアを関連付ける伝承は、西欧・西方教会(ことにカトリック教会)独自のものである。
名前の由来
ガリラヤ湖沿いの町マグダラの出身であるために「マグダラのマリア」と呼ばれたとするのが通説である。
四福音書中の記述
マグダラのマリアについて四福音書がはっきり語っているのは、イエスによって七つの悪霊を追い出されたこと、磔にされたイエスを遠くから見守り、その埋葬を見届けたこと、そしてイエスの復活に最初に立ち会い、「すがりつくのはよしなさい。まだ父のもとへ上っていないのだから」とイエスに窘められたことである。
『マタイによる福音書』などによれば、彼女は復活の訪れを弟子(使徒)たちに告げるため遣わされた。
このため彼女は初期キリスト教父たちから「使徒たちへの使徒」と呼ばれ、正教会での彼女の称号「亜使徒」はこの事績に由来する。
マグダラのマリアともう一人のマリアは、安息日が終わって、週の初めの日の明け方にイエスの納められている墓に向かった。
その時、大地震が起こり、墓の入り口を塞いでいた大きな石が転がり、墓の入り口が開いた。
『マタイによる福音書』によればそれは天使の仕業であり、墓の中にはイエスの遺体はなく、天使にイエスの復活を告げ知らされた婦人たちは恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。
そして、墓から帰って、十一人とほかの人皆に一部始終を知らせた。
それは、マグダラのマリア、ヨハナ、ヤコブの母マリア、そして一緒にいた他の婦人たちであった。
しばらくすると、いつの間にかマグダラのマリアのそばには復活したイエスがついていたが、最初、彼女はそれがイエスだとは気づかなかった。
「マリア」と呼びかけられてやっと、彼女はそうと気づいた。
彼女は振り向いて、ヘブライ語で、「ラボニ」と言った。「先生」という意味である。
そこで、イエスは自分に触れようとするマグダラのマリアに、父である神のもとへ上る前であるため、触れないようにと言われた。
また、他の弟子たちにイエスの復活を告げ知らせるようにと言われた。
伝説
マグダラのマリアは古来より東方教会・西方教会いずれの教会でも崇敬されてきたが、ことにカトリックでは特有の多くの伝説で彩られている。
マグダラのマリアとベタニアのマリアは同一人物であり(第二バチカン公会議以後は別人とされることが多い)、マグダラのマリアは晩年にイエスの母マリア、使徒ヨハネとともにエフェソに暮らしてそこで没し、後にコンスタンティノポリス(現イスタンブール)に移葬されたとされている。
主の升天後、生神女(聖母マリア)や使徒達とともに常に祈り、広くエルサレム中に主の復活を伝え、第一の証人となった。
神の道を伝えるために、方々を旅した。
ローマへ行き、皇帝ティベリウスに会って紅い鶏卵を献上し、ハリストス(キリスト)の復活を伝え、主の十字架の死を物語り、ピラトによるイイスス・ハリストスの死刑は不法であったと皇帝に訴えた。
ユダヤ人には、貧しい者が祝賀・敬意の気持ちを示す際に鶏卵を贈る習慣があり、この習慣に則ってマグダラのマリアが皇帝に紅卵を献上してから、復活の記憶(復活大祭)に鶏卵を贈る習慣が始まった。
四福音書には、マグダラのマリアと特定されていない女性が何人か登場する。
その中の「罪深い女」がマグダラのマリアと同一視され、イエスの足に涙を落し、自らの髪で拭い、香油を塗ったとされる。
伝説中のマグダラのマリアは、たとえばヤコブス・デ・ウォラギネの『黄金伝説』などによれば、金持ちの出自であって、その美貌と富ゆえに快楽に溺れ、後にイエスに出会い悔悛したという。
そのため、娼婦をも意味する「罪深い女」との異名を与えられたり、ルネサンス以降「マグダラのマリアの悔悛」を主題とする絵画、彫刻が多く制作された。
このイメージはカトリック教会の作為が関与していると指摘されている。
イエスと結婚していた?
『最後の誘惑』では、十字架上のイエスがマグダラのマリアとの結婚生活を夢想する。
また、1982年に英国で刊行されたノンフィクション“Holy Blood, Holy Grail”(日本語版:『レンヌ=ル=シャトーの謎』)で著者らは、イエスとマグダラのマリアが結婚しており、子供をもうけたという仮説を示した。
マーガレット・スターバードもこれに追随し、1993年『マグダラのマリアと聖杯』で、イエスとマリアとの間の娘をサラとした。
2003年の小説『ダ・ヴィンチ・コード』がそれをストーリー中に使っている。
シンハ・ヤコボビッチとバリー・ウィルソンも、2014年出版の“The Lost Gospel: Decoding the Ancient Text that Reveals Jesus' Marriage to Mary the Magdalene” (日本語版『失われた福音-「ダ・ヴィンチ・コード」を裏付ける衝撃の暗号解読』2016年)の中で、2人の聖なる婚礼や交わり、子供を二人もうけたことなどを詳細に記録した古代シリア語文書を解読している。
結婚していたとする論では、あちこちに暗喩や象徴の形で残っていると主張している。
西洋美術には、作品の中にシンボルとしての形や色を配し、暗示的に表現する手法がある。
古くから、主流の宗派以外の主張は異端として迫害されたり、証拠品を焼き払われたりしてきた歴史があるため、迫害の対象となるような表現について芸術家達はその暗示的手法を用いてきた。
明示的なものでは、2-3世紀ごろの著作と見られる『フィリポによる福音書』の記述がある。
国を治める者によって宗教内容の統制が行われ、統率者の意向にそぐわない教義は隠蔽や書き換え、迫害が行われてきたことから、この結婚という内容もその隠蔽の1つであるとみられている。
イエスの結婚を巡っては、近年さまざまな研究書、追跡書などが出ている。
20世紀の半ばに、ナグ・ハマディ写本の発見などにより、これまで異端の書として隠されていた書物がその姿を現してきた。
エレーヌ・ペイゲルス (Elaine Pagels) は、娼婦を否定し妻とするのは「同じ見方の裏と表」であると指摘した。
ペイゲルスによれば、「男たちは、マグダラのマリアにイエスの弟子でも、リーダーでもなく、性的な役割だけを与えようとして、このようなファンタジーを作っているのではないかとさえ思える」と主張している。
しかし史実の対象となる古書の中に、イエスが結婚をしていなかったという具体的な表現もなく、太古の時代に地球上のあらゆる文化でリーダーとしての女神崇拝があったことの名残でもあるマグダラのマリアの存在に恐れを感じた組織が、「性的」や「ファンタジー」という言葉によって、逆に貶めているとも考えられる。
出典:「マグダラのマリア」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
上の映画ではマグダラのマリアはどのような女として描かれているのォ〜?
映画の始めに次のような姿で出てくるのですよ。。。
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映画のなかでは金持ちの出自であって、その美貌と富ゆえに快楽に溺れているのです。。。で、後にイエスに出会い悔悛したというのです。。。
イエスに会って、どういう事があってマリアは悔悛したわけなのォ〜?
具体的に、イエスがどのように悔悛させたのか? 映画を観てもよくわからない。。。明らかなのは、イエスの姿がいかにも神であるように撮影されているのですよ。。。イエスの体からオーラがにじみ出ているように明るくなっているのです。。。それをマリアが見て、半分人間で、半分神様であると直感しているのが観る者に感じられるように撮影されている。。。
つまり、映像的にイエスが半分 人間で、半分 神であるように描かれているのねぇ〜。。。
そうなのです。。。普通の人間にはできないような奇跡を起こす。。。歩けない人が歩けるようになったり、目が見えない人が見えるようになる。。。バカバカしいのは死んだ者までが生き返ってしまう。。。ミイラが生き返って包帯を解(ほど)いてゆく。。。たぶん、イエスを知らない日本人の小学生は、この様子を見たらゲラゲラ笑ってしまうと思うのですよ。。。
つまり、仏教徒や無神教の人は、この映画を観ると笑い出すのォ〜?
多分、そうなると思います。。。僕も笑ってしまいましたよ。。。
ケイトーは、マグダラのマリアが出てくる他の映画も見たのォ〜?
観ました。。。次の映画です。。。
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■『実際のページ』
上の映画ではマリアはどのように描かれているわけぇ〜?
『The Da Vinci Code』(邦題『ダ・ヴィンチ・コード』)という本や映画のために、マグダラのマリアに対する関心が高まったのですよ。。。だから、彼女が本当はどのような人物だったのか? そういう事を書いた本や映画が、その後も出版されたり、制作された。。。上の映画もその一つです。。。
それで、どういうことが描いてあるのォ〜?
マグダラのマリアはイエスの使徒で、自身も福音書を書いていたのか? イエスとマグダラのマリアは結婚していたのか? ふたりに子どもはいたのか? キリスト教会は1400年にわたって維持してきた、マグダラのマリアは娼婦だとする見解を1960年代後半に翻(ひるがえ)したのです。。。実際には、この歴史修正が一般に広まることはなかった。。。教会の歴史のなかには、女性の役割に関する「隠蔽工作」が存在するのか?。。。というようなことが問題にされているのです。。。
。。。で、イエスとマグダラのマリアは結婚していたの?
だから上の映画を観てください。。。この映画の他にも Discovery Channel のドキュメンタリーもあります。。。
ケイトーは、ずいぶんとマグダラのマリアにハマっているのねぇ〜。。。
いや。。。それほどでもないですよ。。。(微笑)
これだけのことを書いているのだから、ハマっているのよ! いったい、マグダラのマリアの何がそれほどケイトーを惹きつけるのォ〜?
あのねぇ〜、これだけ話題を提供するミステリアスな女なのですよ。。。実際どのような人物だったのか? 2000年も前に存在した女の実像を追求しようとしたって、分かるはずがないのです。。。
でも、何度も何度も本や映画に登場しているじゃない!?
だから、ミステリーとロマンを提供する謎の女なのです。。。それだけのことですよ。。。人それぞれに、違ったイメージを持つに違いないのです。。。
でも、歴史的に実在した女なのでしょう?
そうです。。。でも、実像は歴史の彼方に霞(かす)んでしまっているのです。。。新たに彼女のことが書いてある古代文書でも発見されない限り、想像をたくましくしながらミステリアスな女のままで語られてゆくに違いない。。。
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【ジューンの独り言】
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ですってぇ~。。。
あなたもマグダラのマリアに興味がありますか?
ええっ。。。「そんなことはどうでもいいから、もっと楽しいことを話せよ!」
あなたは、そのように強い口調で私にご命令なさるのですかァ〜?
分かりましたわァ〜。。。
では、シルヴィーさんが出てくる面白い記事のことでも。。。
次の記事の中から面白そうなものを選んで読んでください。
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■『アダムとイブは何を食べたの』
■『舞踏会 明子』
■『波乱の人生』
■『国際化だよね』
■『イングナさんを探して』
■『美しい日本語 チェーホフ』
■『横の道@ニコライ堂』
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■『テルモピュライの戦い』
■『思い出の蓮』
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■『南京事件と反知性主義』
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