あたしはセックスに
こだわりすぎますか?(5度目)
![](http://members.aol.com/davie1720/myhomepage/images/venusmiro5.jpg)
「(ジューンさん、)歴史書にはたいていそのように書いてありますよ。でも、日本語の娼婦とか売春婦と言うイメージではないんですよ。英語の whore とも違うんです」
「どういう風に?」
「前にも書いたように、巫女さんに近い役割を持っていたんです。つまり、女神に仕えると本心から思っていた女性が多かった」
「アフロディテ(ヴィーナス)に仕えるとは具体的にはどういうことなんですか?」
「これも、話し始めると長くなるんですがね、はしょっていえば、この巫女さんたちはアフロディテの代理人として信者の身と心を癒してあげたんですよ」
「身と心を癒してあげる、というと言葉は綺麗に聞こえるのですけれど、結局のところセックスするということなのでしょう?」
「そう言ってしまうと身も蓋もないんですよ。でも、結局そういう事なんですよ。この当時は戦争が多かったから、戦いで身も心も傷ついた人が神殿に身を寄せたんですよ。つまり、病院の機能も兼ね備えていたんです。だから、この巫女さんたちは、ある意味では女医でもあり、女性心理療法士でもあったわけですよ。現在ではセックスするという言い方しかないだけれど、むしろ make love ということですよ。『性愛する』という言い方は無いですよね。でも、それに近いですよ」
「私には、まだよく分かりません。」
「ジューンさんがよく分かるように一つのエピソードを話します。ストラボンがコリンスを訪ねたときにはもう廃(すた)れてしまった風習になっていたようですが、この町の揺籃期にはすべての女性はアフロディテ神殿でお勤めを果たさなければならなかったのです」
「どのような?」
「つまり、どんなに裕福な女でも、また貧しい女でも、神殿に身を寄せて信者と契(ちぎ)りを交わす必要があったんです。美しい女はすぐに信者が選ぶので1日でお勤めを果たせるのだけれど、醜い女だと、なかなか信者が寄り付かず、半年や1年近くも神殿で生活しなければならないと言うこともあったらしい。お勤めが果たせるまで神殿に居なければならなかったわけです」
「つまり信者と性交渉を持つことがお勤めだったわけですか?」
「そうですよ。アフロディテにかわって信者を癒してあげるわけだから、信者はサービスを受けたあとでお賽銭(さいせん)を上げるわけですよね。それが神殿の収入になるわけです。しかし、いつの頃からか専属の女が神殿に住みつき始めたというわけです。そう言うわけで、ストラボンがコリンスを訪れた頃には専属の女が千人以上居たというわけですよ」
「その専属の女たちは、現在で言うなら、アムステルダムの飾り窓の女たちと変わらないわけでしょう?」
「全く違いますよ。そうではないんです。」
「どこがどう違うのですか?」
「つまり、たとえて言えば、ローマ法王が居るバチカン市国の庁舎に飾り窓の女を移住させて、そこに住まわせ、そこで敬虔な信者と宗教的な法悦に浸る。たとえて言えば、そういう事なんですよ」
「つまり、神聖な行為だったと言いたいわけですか?」
「その通りですよ。現在とは考え方が全く異なっていたんですよ。だからこそアフロディテ神殿で性愛の交歓がなされたわけですよ。現在の法王庁で、飾り窓の女が性愛の饗宴をしたら大変なことになるでしょう?でも、コリンスの揺籃期にはそれが“巫女さん”たちの“神聖な”お勤めだったんですよ」
「アフロディテ神殿というのは、そのような事をするために立てられたのですか?」
![](http://members.aol.com/davie1720/myhomepage/images/tizian80.jpg)
「そうじゃないですよ。もちろん、アフロディテを祭るためですよ。アフロディテは愛の女神といわれているけれど、当時はむしろ“性愛”の女神だったんですよ。現在は“性”と“愛”が切り離されてしまったけれど、その当時はこの両者は混然としていた。これが切り離されたのが言ってみれば中世ですよ。そしてルネッサンスになって、この切り離されていた性と愛をもう一度結びつけるような動きが出てきた。これを象徴しているのがティツィアーノが描いた上のオルガン弾きですよ。僕はそのように、上の絵を見ています」
『ラピスラズリ と 美女アメニア (アフロディテ神殿)』より
レンゲさん、またとんでもない文章を引用しましたね。どこから持ってきたんですか?
どこからって、これはデンマンさんが書いたものですよ。
それは分かりますが、レンゲさんがこの記事を読むなんて全く思ってもいませんでしたよ。どういう風の吹き回しですか?
どういう風って。。。デンマンさんが一昨日の26日に書いていた記事(『口先だけの批判は最も慎むべきですね』)の中に次のような文章があったんですよ。
小説は、もちろん言葉を使って書きますがね。
しかし、良い作品は作者の人生そのものですよ!
いくら言葉を理解し、すばらしい言葉を並べても、作者の人柄と人生観と世界観と、つまり、「ユニークな個性」「しっかりした自分」がない限り、結局つまらなくなりますね。
でしょう?
自分の書いた言葉が理解できないようじゃ
小説書いても響かないですよ。
つまらない。
本に限らず。
文句云うのは構いませんが。
いや、口先だけの文句は最も慎むべきですね。
ひとたび批判めいた事を言う時には、人間、覚悟して当たるべきですよ!
ニューヨークのブルックリンで暮らせばこのことは良く分かります。
下らない事をつい言ったばかりに、拳銃をぶっ放されて殺された人を僕は目の前にしましたからね。
こうして書いていても、僕は「命を懸けて」居るつもりですよ。
無責任なことは決して書けません。
キチガイに出会ったら、僕は殺されますからね。へへへへ。。。。
マジでキチガイじみた事を書いてしまいました。
(でも、真実を込めたつもりです。)
とにかく頑張って書いてね。
応援していますよ。
僕も一生懸命書きますよ。
文字通りにね。
(*^_^*)キャハハハ。。。
![](http://members.aol.com/barclay1720/myhomepage/images/digger1.gif)
僕の書いた作品を読みたい人は次のリンクをクリックしてください。
『ラピスラズリと美女アメニア (クレタ島)』
![](http://members.aol.com/davie1720/myhomepage/images/misscdn1.jpg)
『口先だけの批判は最も慎むべきですね』より
いつものような自信満々の文章を読んで、あたしは一体デンマンさんがどんな作品を書いているのやろか?と興味を持ったんですねん。“良い作品は作者の人生そのものですよ!いくら言葉を理解し、すばらしい言葉を並べても、作者の人柄と人生観と世界観と、つまり、「ユニークな個性」「しっかりした自分」がない限り、結局つまらなくなりますね” デンマンさんは、このように書いているんですねん。
そうですよ。確かに僕はそう書きました。レンゲさんに反論でもあるのですか?
ありますわ。あたしは上のリンクをたどって読んでいったんです。そしてたどり着いたのが上で引用した文章だというわけです。
それで。。。?
あたしはデンマンさんが英語で書いたという1000ページを越える“Erotica Odyssey”は読んでいません。でも、上の記事は言わばその作品のダイジェストだと思ったんです。どうなんですか?
ダイジェストと言うより解説書のつもりで書いたんですよ。
つまり、上の記事に書かれていることはデンマンさんが“Erotica Odyssey”の中で書いているわけですよね。
そうです。
やっとあたしの反論したい箇所にたどり着きました。デンマンさんはあたしが引用した記事の中で次のように書いています。
アフロディテは愛の女神といわれているけれど、当時はむしろ“性愛”の女神だったんですよ。
現在は“性”と“愛”が切り離されてしまったけれど、その当時はこの両者は混然としていた。
これが切り離されたのが言ってみれば中世ですよ。
そしてルネッサンスになって、この切り離されていた性と愛をもう一度結びつけるような動きが出てきた。
これを象徴しているのがティツィアーノが描いた上のオルガン弾きですよ。
僕はそのように、上の絵を見ています
アフロディテは愛の女神といわれているけれど、元々は、むしろ“性愛”の女神だった。そうですよね?
その通りですよ。
現在は“性”と“愛”が切り離されてしまったけれど、古代ギリシャでは、この両者は混然としていた。
確かにそうです。それがどうかしましたか?
“そしてルネッサンスになって、この切り離されていた性と愛をもう一度結びつけるような動きが出てきた”。。。と、デンマンさんは書いているんです。
だから。。。?
デンマンさんは古代ギリシャでも、ルネッサンスでも、“性”と“愛”は混然としていた、と言っているんですよ。しかも、“良い作品は作者の人生そのものですよ!”とも言っている。それならば、デンマンさんにとっても“性”と“愛”は混然としているはずです。そうでしょう? それにもかかわらず、一昨日の記事で次の図を持ち出してきて、あたしを非難したんです。
![](http://members.aol.com/davie1720/myhomepage/images/lovesex8.gif)
つまり、あたしの愛と性が重なるほど近づきすぎていると、これまでにデンマンさんは何度となくネット市民の皆様の前であたしをコケにしたんですわ。でも、別のサイトでは、上のような記事を自信満々でデンマンさんは書いているんです。この事をどのように説明なさるのですか?
いつもと違って、ずいぶんとまくし立てましたね。レンゲさんが、これほどまでに僕の記事を読んでくれていたとは、うれしいかぎりですよ。
それよりも、納得のゆくように説明してくださいな。
レンゲさんは何か誤解しているようですね。
何を誤解しているのですか?
![](http://members.aol.com/davie1720/myhomepage/images/lovesex9.gif)
僕の愛と性が上の図のようになっているとは僕はどこにも書いていませんよ。レンゲさんと比べた時に、直美の愛と性がこの図のようになっていると僕は書いたんですよ。これまでの記事の中で僕自身のことはどこにも持ち出してないんですよ。嘘だと思ったら、もう一度僕の2月24日の記事を読んでみてくださいよ。はっきりと直美の名前を持ち出していますよ。
デンマンさんは、そうやってまた逃げるのですか?
逃げていませんよ。