ヤンキー (PART 1)
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デンマンさん。。。 ヤンキー映画にハマッているのですかァ~?
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いや、別にヤンキー映画にハマッてるわけではありません。。。
それなのに、どういうわけでヤンキー映画の予告編クリップを貼り出したのですか?
あのねぇ~、たまたまバンクーバー市立図書館で借りていた本を読んでいたら次の箇所に出くわしたのですよ。。。
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「三角形の内角の合計が180度やから」まで言うと、S君は、「だから、なんで180度なん?」と言った。
S君は、三角形の内角の合計が180度であるという、そこから疑問を持っていたのだ。
私はそのとき、猛烈に恥ずかしくなった。
S君は数学の教師にも、勉強ができない奴と認識されていたし、問題児の扱いを受けていた。
全然違った。
それどころかとても聡明で、まっすぐな人だった。
S君のように、「そういうものだから」という認識を合理的に理解できない人もいる。
「そこ」から疑問を持つ生き方は苦しいだろうが、「そういうものだから」を「はいはい」とすぐに受け止める私からすれば、S君は、とてもとても眩しかった。
S君は地元のヤンキーばかりの高校へ進学した。
あなたはそうじゃない、そう思ったが、もちろん言えなかった。
私にはそういう権利はなかった。
今でも時々、S君を思い出す。
もう顔も忘れてしまったが、自分が何かを「そういうものだ」と諦めたとき、S君の「なんで?」が聞こえる。
(注: 赤字はデンマンが強調。
読み易くするために改行を加えています。
写真はデンマン・ライブラリーより)
130ページ 『まにまに』
著者: 西加奈子
2015年9月11日 初版発行
発行所: 株式会社 KADOKAWA
上の記事に出てきたヤンキーという意味が気になったのですかァ~?
そうですよ。。。 僕が知っている限りのヤンキーの意味を当てはめても、全く何を言おうとしているのかが解らなかった。。。 アメリカン・ハイスクールに行ったのかと思ったけれど、それでは文脈から考えて、あり得ないと思った。
デンマンさんは浦島太郎になってしまったからですわァ~。。。
ジューンさんは、すぐに解りましたァ~?
私も初めて目にした時には解りませんでしたけれど、日本ではいろんな雑誌に、英語の意味ではなく日本語の俗語としてヤンキーは、しばしば文章の中に出てきますわァ~。。。
さすがに日本通のジューンさんですねぇ~。。。 僕はさっそく日本語のウィキペディアで「ヤンキー」を入れて調べてみたのですよ。。。 その項目を見てください。。。
ヤンキー
ヤンキー(Yankee) は、アメリカ合衆国北東部に住む白人に対する俗称である。
アメリカ国外においては南部を含むアメリカ人全体に対する俗称、または蔑称。
中南米のスペイン語圏では "Yanqui" と綴る。
概要
元々は、コネチカット州に住むイギリス系移民が、南西隣のニューアムステルダム(後のニューヨーク)に住むオランダ系移民を呼んだあだ名、Jan Kees(ヤン・キース)に由来するという説と、その逆という説がある。
Jan Kees(ヤン・キース)を英語に直訳すると John Cheese(ジョン・チーズ)となるのだが、イギリス系移民は "Kees" の "-s" を複数形と誤解し、英語においては "Yankee" を単数形、"Yankees" を複数形とした。
ただし、これ以外にもヤンキーの由来や語源は諸説(インディアン語での「卑怯者」など)あるので、はっきりと断定はできない。
なお、John や Jan や Jon は、英語やフランス語などの西欧語圏、もしくはキリスト教圏では典型的な男性名である。
それと「チーズ」と重ねる理由は不明だが、ニューアムステルダムが港湾都市としてやや都市化していたのに対し、コネチカットの入植地は農業(酪農など)が主要産業だったことや、当時のオランダとイギリスの間の国際関係も下地にあると考えられる(日本人をスキヤキ野郎や寿司太郎と呼ぶのに近い)。
南北戦争戦争時代には、南部(ディキシー)に住む人間から見た北部人に対する蔑称ともなった。
逆に南部人に対する蔑称はレッドネックもしくはレベル(rebel,アメリカ合衆国から独立を企てた謀反人や反逆者の意味でrebと略される事もあり)であり、北部諸州をヤンキーランド(英語版))、南部諸州はディキシーランドと呼ばれる。
また、わかりやすい俗語として「失敗する、たぶらかす」という意味で使われていた時代もあった。
現在
由来はともかくとし、現在では、狭義にはニューヨーク州を含め、その北東側に位置するニューイングランド地方(メイン州、ニューハンプシャー州、バーモント州、マサチューセッツ州、ロードアイランド州、コネチカット州)の住民を指す。
また、米国北東部においてはヤンキーの語が地域の誇りやプライドとして認識がされており、少なくとも諸外国においてしばしば見られる蔑称であるとの認識はない。
アメリカ南部、特にサウスカロライナ州、ジョージア州、アラバマ州、ミシシッピ州、ルイジアナ州などのディープ・サウスと呼ばれる地域、それと合衆国からの独立意識が高いテキサス州などの保守的な場所では、今でも北部住民に対する蔑称として「ヤンキー」を使用することもあり、特に過激なテキサス人の一部は、冗談交じりで「レッド川(テキサス州と北隣りのオクラホマ州を分かつ川)より北に住む連中は全員ヤンキーだ!」と豪語し、同じ南部諸州に属していたオクラホマ州やアーカンソー州を切り捨てるほど、東部(北部)に対する対抗意識と優越感、延いては劣後感が激しい。
アメリカ以外では、アメリカと経済格差がある国々、特に非白人がマジョリティの国々では、現在もアメリカ人、特にヨーロッパ系アメリカ人(WASPなど)に対する蔑称として使われるケースも多い。
日本でも、「ヤンキー・ゴー・ホーム」というように、戦後混乱期から1960年代にかけての時期には、アメリカ人への蔑称として使用されていた。
一方、父島では、欧米系島民が多く住んでいた小笠原村奥村集落のことを、かつて通称「ヤンキータウン」と呼んでいた(蔑称の意味はない)。
ラテンアメリカ諸国では、「yanqui」という語は蔑称として使用される。
メキシコや中米ではグリンゴ "gringo" も yanqui とほぼ同様の意味である(ただし、グリンゴの場合は「よそもの」と言う意味であり、カナダを含む北米の白人を指す場合が多い)。
1980年代にアメリカ合衆国のレーガン政権に支援された、反政府ゲリラコントラの攻撃を受けていたニカラグアのサンディニスタ民族解放戦線 (FSLN) の党歌「サンディニスタ賛歌」には、「人類の敵、ヤンキー」という部分がある。
ベトナム戦争の際、ベトナム民主共和国(北ベトナム)は、北爆を行っていたアメリカ空軍を「ヤンキーの空中海賊」と呼んでいた。
北朝鮮などでは、「アメリカ人」全体への蔑称として「ヤンキー」を用いている。
出典: 「ヤンキー」
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
「ヤンキー」の和製英語としての俗語の意味が出てないのですよ。。。
それで、デンマンさんはそれ以上調べなかったのですか?
もちろん、調べましたよ。。。 GOOGLEで「ヤンキー」を入れて調べました。
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■『現時点での検索結果』
あらっ。。。 ちゃんと日本語の和製英語の俗語として意味が載ってますわねぇ~。。。
さすがにGOOGLEですよ。。。 分かってしまえば、「なるほどォ~」と思うのだけれど、そういう発想が僕には思い浮かばなかったのです。。。 「ヤンキー」など使わなくても、「茶髪のバカ者」で済むではありませんか!
でも、「茶髪のバカ者」では、身も蓋もないでしょう!? それを和製英語の「ヤンキー」という言葉を用いることで、若者たちはクールだと思ったわけですわ。。。 きっと。。。
。。。で、そういう日本の「ヤンキー」が出てくる映画でもあるのですか?
あるのですわ。。。 ちょっと予告編を見てくださいなァ。。。
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。。。で、どういう話なのですか?
ひょんなことから昭和時代へタイムスリップするのですわ。。。、お笑い芸人と実力派俳優が共演を果たした青春コメディーです。。。 現代のヤンキー高校生が不良だった若かりしころの父親と対峙(たいじ)するという面白いお話で、未来を変えるために奮闘する姿が描かれるのです。。。
面白そうですねぇ~。。。
デンマンさんも見たらどうですか?
でも、予告編を見ただけで、なんとなく馬鹿バカしい話じゃありませんか!
デンマンさんのように喰わず嫌いで、馬鹿バカしいという前に見たらどうですか?
いや。。。 ジューンさんのあらすじを聞いただけで、だいたい分かりました。。。 僕はブログの記事を書くのに忙しいし、今、これから書く記事の参考にするために、NHKスペシャルの『731部隊の真実~エリート医学者と人体実験~』を観ます。。。
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やっぱり、ヤンキーの映画はデンマンさんの趣味ではないのですわねぇ~。。。
そうです。。。 ジューンさんも上のクリップを観てね。。。 ヤンキーの映画よりも ためになりますよ。。。
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