『スウェーデンの国鉄が、線路の地盤調査に使った、地盤調査手法!』
皆さんの家は、『地盤調査』しているでしょうか?
『スウェーデン式サウンディング試験をしたから大丈夫??』
…いいえ!それだけでは不十分です!
そもそも、『スウェーデン式サウンディング試験』は、スウェーデンの国鉄が、
線路を敷く時に、線路の下の地盤が強固かどうかを調べる検査でした。
これは、キリの様な鋼鉄の刃先を、加重をかけながら、地面に差し込んでゆき、
『地盤のおおよその堅さ』をさぐる試験方法です。
『これを、建築に応用するのは、少々、無理があります!』
地下に『粘土層』が分布していても、その地層が、粘土なのか否かが、はっきり
判明出来ないからです。
『粘土層は均一に分布していません!』
これは、何故かと言うと、粘土と言うのは、非常に細かい土の粒子で、この微細な
粒子は、雨水と共に、土砂の間を通り抜け、地表に比較的近い深さに溜まる性質が
あります。そして、土砂の間を、水と共に通り抜けやすい場所には、沢山の、
粘土が溜まるからです。
『粘土層は水がしみ込みにくい性質があります!』
ですから、地表に降った雨が、『粘土層』でブロックされて、いつまでも、地表面
が、ジクジクと湿り、乾燥しない事も多いです。
『もと沼地や、田、川の側の低い土地、隣が畑や空地は注意です!』
家が湿気りやすいとか、床下に水がたまってしまう様なトラブルは、多くの場合、
『地下の粘土層』が、悪さをしています。
『建築士』でさえ、この事を理解しているのは、ほんの一握りでしょう!
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