欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

『外壁のモルタル壁が、土台や柱を腐らす…木造住宅はご用心!』

2016年01月22日 09時25分41秒 | 建築のうんちく




『モルタル壁は大変、水を含みやすい物質です!』



セメントと砂を混ぜた建築材料を、『モルタル』と呼びます!



見た目は、非常に堅牢で、水を通さない様に見えますが、これは、大間違いです。



スポンジみたいに、良く水を吸収します。



ちょっと、前の時代に、盛んに建築された、『木造モルタル住宅』は、土台や柱が腐りやすい欠点があります。



『本来は、外壁側から水が染みない様に、防水紙がモルタルの下に入っているのですが、それでも、湿気を通してしまいます!』



…外壁に使用した『モルタル』が、湿気を常に放散しているからです。



この『モルタル』の壁は、防火性能が良いと言う理由で、一時は、盛んに使用されましたが、最近は『サイディング』に主役を奪われました。



それというのも、『モルタル』の湿気を帯びやすい性質が、木造住宅には過酷だからです!



『築20年以上の、木造モルタル住宅は、例外無く、土台や柱に腐れが発見出来ます。』



中古住宅を購入する時は、十分に注意したいですね!!


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