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欠陥建築バスターズ

土地・建物の調査研究が専門。日本の地震や災害に備えた建築や、不動産市場や世界経済の未来鳥瞰について述べています。

欠陥建築(欠陥住宅)の現場…『恐怖の幽霊屋敷!」

2013年08月19日 09時15分42秒 | 欠陥建築(欠陥住宅)レポート




『背筋が寒くなる、幽霊屋敷の調査!』



これから書かせて頂くのは、思い出したくもない恐怖の調査レポートです。

それは…

ある不動産屋から、依頼があって、ある建物を調査した時の実例です。


「不動産屋」というのも、建築に関しては「素人」ですから、「物件」につ

いて、私たちに、アドバイスを求める事が、よくあります。


その依頼のあった「物件」は、閑静な住宅街にあり、すぐ近くには大学もあ

るような、静かな落ち着いた場所でした。


その「物件」はいわゆる「旗竿地」で、前面道路に2メートル弱しか接して

いません。

自分で持って来た「巻き尺」で計測しても、198センチしかありません。


同行した「不動産屋」に、私は、「これは典型的な再建築不可物件です。」

「不動産価値は、無いに等しいです。」「隣接地の地主さんにでも安く買っ

てもらっては如何でしょうか。」


すると、「不動産屋」は、「とりあえず家の中も調査して下さい。」

「リフォームすれば売れるかもしれませんので…」


そこで、今度は、家の中を調査する事に…!

そこで、私が見たものは…


…家の鍵をあけて、家の中に入ると、ぷーんと異臭がするんです。しかも

台所には皿やなべが無造作に置かれ、さっきまで誰かが居た様な感じすら

しました。


居間に入ってみると、畳の上にはこたつがあり、辺りに衣類やら雑誌、新

聞などが散乱しておりました。

それに、なんとなく畳が湿っていて、所々どす黒いしみまでありました。


…あまりの異様さに、私は「不動産屋」に聞きました。…

「今もここにはどなたか住まわれていますか?」

すると、「不動産屋」は、「いいえ、今は誰もお住まいになっていません。」

「この前まで、おじいちゃんが一人で住んで居ましたが、もう亡くなりまし

た。」


はっきりした事は、未だにわかりませんが…

もしかすると、この家で、そのおじいちゃんが亡くなって、しばらく時間が

経過してから、ご遺体が発見されたのではないか?…


私としては、一刻も早く、その家を出たかったのですが、「建物調査」に来

ていますので、更に調査する事にしました。


二階に上がってみると、更に異変が…

柱がほとんど傾いているんです。そして、壁には大きな亀裂もあります。

二階の窓を開けて下を見ると、明らかに家が傾いています。


とても、「補修」できないし、「リフォーム」しようにも、建物の「構造」

自体に問題があり、「取り壊す以外方法がない。」との結論に達しました。


…調査は、あまりに建物の損傷がひどいので、たった1時間で終了しました。

しかし、その間中、ずっと誰かに見られている様な感じがし、何とも言えぬ

異臭にも悩まされました。


今、日本は高齢化が予測を超えるスピードで進行しています。

今回調査した家の様に、高度経済成長の頃に建てられた家が、その役目を終

え、「転売」を待っている不動産が山ほどあります。


また、最近は、あまりに「再建築不可物件」が多く、そのほとんどが

「空き家」のまま放置される様になり、それが大きな社会問題になっていま

す。


親が死んで家を「相続」しても、「再建築」する事も出来ず、土地として

「売却」する事が出来ない今回の様な「物件」が、非常に多いです。


しかも、「不動産屋」の多くに、その事を見極める知識が、あまりに少な

い事が、一番の問題なのです。



…皆さんの周りでも、家に関して良くわからない事が

あると思います。どうぞ、私たちに質問して下さい!


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動物は『家の欠陥サイン』!

2013年08月17日 09時10分49秒 | 建築のうんちく



『クモ、アリ、羽蟻、ヤモリを見たら、家の欠陥を疑え!』



皆さんの家は、妙にアリが家の中を、歩き回ったり、クモが多くありませんか?

『これ、家に何らかの欠陥があるサインです!』



また、羽蟻やヤモリが出たら、

『かなり、家のダメージが大きい欠陥がある可能性が、大きいです!』



どうして、家の中や、家の近辺で、これらの動物を見ると、「欠陥」があると、

言えるのでしょうか?



クモやアリは、自分たちより小さい「小動物やその死骸」を食べます。

「屋根裏」「壁体内部」「床下」が、雨漏り等で、ジメジメしていると、大量の

「ダニ」が発生します。



その「ダニ」を食べる為に、小さな昆虫が集まりだします!



だから、見えない所で、「雨漏り」していると、クモやアリが増えるんです。





また、「羽蟻」が居る時は、ほぼ確実に、「シロアリ」の被害に遭っています。

「シロアリ」は、乾燥した材木は、ほとんど食べません。(種類によりけり。)


「シロアリ」が居ると言う事は、雨漏り等で、材木が濡れていて、腐った材木に、

「シロアリ」が巣を作って居ると、言う事です。




…ヤモリが家の内外で、多く見かけられるのは、それらの、「昆虫」や「動物」を

エサにしているからです。




実際に、ある家の調査をしている時に、床下に何匹もの「ヤモリ」が居て、驚か

された事が、ありました。



…昔から「ヤモリ」は「家守」(やもり)と言って、「家を守ってくれる動物」だと

考えられて来ました。

もしかすると、「家守」さんは、「早く、修理しないと家が大変な事になるよ!」と、

注意してくれているのかもしれません。



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ついに世界に!『大和魂!』『清水(きよみず)のごとく高潔に!』

2013年08月16日 09時17分52秒 | 建築のうんちく




『ついに世界に飛び出した、欠陥建築バスターズ!』



毎日毎日、ものすごい数の、「ご相談」「お仕事のご依頼」有り難う御座います!

皆様に、ご支援頂いて、本当に、嬉しく思います。


そして、我々が、皆様に愛されている事を、実感して居ります。


きっと、我々が、儲けの事を考えずに、どんな場合でも、手を抜かず、誠実に

仕事をしているからだと思います!




そんな、我々の所に、地球の裏側「ブラジル」から相談がありました!



この相談者は、若い時に、日本からブラジルに、「農業移住」した男性で、

日本から持って行った全財産は、たった、2個のトランクだったそうです。



…それが、今では、経済的に成功し、ブラジルに「バイオ燃料会社」、

「食品会社」「焼酎会社」「食品検査会社」「ラーメン屋」まで持って居る

実業家に成長されました。



ブラジルに着いた直後は、靴も買えず、裸足で農作業をしてたと聞きました。



…そんな苦しい日々も、「大和魂」で乗り切り、やがて、少しずつ資産を殖やし、

M&Aによって、次々に、ブラジルの企業を買収し、今に至るそうです。




その社長さんが、ブラジルで工場を新築する事になり、日本の大手ゼネコンに

依頼し、工事をさせたそうです。




…ところが…

新築間もないこの新工場は、床がひび割れ段差が出来、見るも無惨な状況に

なってしまったと言います。



「聞き取り調査」の結果によると、この「工場用地」は、窪地に盛土をした上に

建築された事が、判明しました。



完全に、地盤の締め固め不良であり、基礎の下に打ち込む「杭」にも問題が

ある様です。





…この建物を建築した、日本の超大手ゼネコンは、「これは、地盤に問題がある。」

と、言って、何もしてくれないそうです。



そもそも、全ての「地盤」には、何らかの問題があります!




「その問題」を克服できる「技」を持って居るから、私たち「建築家」は、その

道のプロなんです。




…「大企業と言うのは、創業当初は、燃えに燃えて仕事にチャレンジして居た

のでしょうが、やがて、会社も有名になり、従業員も、一流大学を優秀な成績で

卒業した兄ちゃんばかりを採用し、ついには、「守りの組織」になってしまうん

です。



「お客様の幸せ」よりも、「会社の安泰」を考え、自分たちの恥ずかしい仕事を

隠す事しかしなくなります。




「ブラジルの社長さん」は、日系人ですから、日本の会社を儲けさせてやりたくて、

「超大手ゼネコン」に依頼したのに、見事に裏切られた訳です。



「こんな恥ずかしい話は、ないですね!」




日本の会社は、海外でも仕事をしています。

でも、恥ずかしい仕事をしている「大企業」もあると言う事です!

もっと、「大和魂」を持って仕事をしてもらいたいです。



『大和魂』と言うのは、潔く、透き通っていて、

まるで『清水(きよみず)』の如く、濁りがあってはいけません。





…この「ブラジルの社長さん」は、私にこんな事も、教えてくれました…


「先生、移民と移住の違いが、わかりますか?」

「私たち移民は、日本政府から片道切符をもらって、出て行ったのです。」

「成功しなかったら、帰って来るなと、言う事なんです。」

「それに対して、移住は、いつでも帰る事が出来る。」

「だから、大和魂で、闘って、成功を手に入れるしかなかったんです!」




…今の「ニッポン」で、どれだけの日本人が「大和魂」を、持って居るで

しょうか?






私たち「欠陥建築バスターズ」は、日本全国はもちろん、お声が掛かれば

地球の裏側にだって、馳せ参じます!



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『合格の欠陥! 不合格の欠陥!』

2013年08月14日 09時02分14秒 | 皆様からのご質問にお答えします




『100点満点の家は、この世に存在しない!』



よく、「欠陥住宅」と聞くと、多くの方は。「それは、とんでもない!」

「自分の家は、欠陥で無くて、良かった!」と、思うでしょう^^



でも、ご安心ください!

『皆様のお家も、例外無く欠陥が、御座います!』


「家」なんて、所詮は、人間が設計したり、施工したりするものです!

間違いや、ミスは付き物です!




こんなの「家」に限った事ではありません!



…私の友人の「歯科医」なんて、手先が不器用で、鉛筆もろくに削れない

のに、人の歯を「タービンエンジン」で削っています。

この前も、「俺、あの患者の、隣の歯も削っちゃった!」と、言っていました。



…ですから、どこかの誰かみたいに、「欠陥!」「欠陥!」と、お経みたいに

つぶやいてはいけません!

ただ、人に嫌われるだけです^^





学校では、テストに点数を付けますね。

そして、70点以上が「合格」、それ以外は赤点で「不合格」みたいに、

分類するわけです。


「建築」だって、「合格」「不合格」に分けるのが、合理的です!




「建物調査」をして、「すぐに修理しなければ、建物の寿命を短くする。」

とか、「家の中に居ると、危険である。」様な「欠陥」は「不合格な欠陥」です。

実際に、「裁判」で勝てる可能性が、僅かにあるのは、こう言うケースです。




…ところが、確かに「欠陥」だけれども、すぐに修理しなくても、危険性が少ない

ものは、「合格の欠陥」です。ただ、出来が悪いのです。

こう言う「欠陥」は、「裁判」しても、確実に負けるでしょう!




…裁判になると、何でもかんでも、「あら探し」して、「釘が短い」「金物が少ない」

と、言って「損害賠償請求」しますが、「裁判官」は、その家が「合格」か「不合格」

かで、判断する事が多いのです。





結論を申しますと…

「裁判」は、絶対やってはいけません!

「裁判」をやるべきは、「人命が危うい危険な家」位です。




そのあたりの判断は、素人には難しいので、是非、「欠陥建築バスターズ」まで

ご相談下さい。


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病院の幽霊とガチンコ!!

2013年08月13日 09時06分19秒 | 調査日誌




『病院に現れた幽霊…しかし、それは意外な欠陥のサインだった!』



…それは…暑い夏の午後でした。…

私は、横浜市内某所の大きな病院に、特殊な欠陥の調査に訪れた時の

お話です…



実は、ある病院から、「うちの病院には夜な夜な幽霊が出て困ってます!」

と言う、ご相談がありました。



…私は、その病院の職員が、何か勘違いしてるのかと思い…

「私たちは、欠陥建築バスターズです。ゴーストバスターズではありませんが…」



すると、病院側は、

「私たちは、幽霊なんて信じていません。」

「職員が、幻覚を見るのは、きっと、建物の構造に何か欠陥があるからだと思います。」





…そんな訳で、ちょっと、薄気味悪い(いや!めっちゃ気持ち悪い!)

調査を敢行したのでした。





幽霊が現れる場所は、その病院の霊安室の隣の、職員用シャワールームでした。

扉を開けると、そこには、要らなくなった机や椅子、それに、壊れた

ストレッチャー(車輪付のベッド)が、無造作に置かれ、何故か、段ボール箱

に入れられた10着ほどの、血の付いた手術着まで置いてあります。



…職員(主にナース)が夜中にシャワーを浴びて居ると、隣の「霊安室」からコンクリート

の壁を通り抜けて、この病院で亡くなった「患者さん」が、シャワー室に入って来て、

体に触ると、ナース達が訴えてきました。



その幽霊が、毎回、壁を通り抜ける場所は、壁が人がたに黒ずんでしまい、何回

掃除しても、「長い黒髪の女性の人がた」に黒く浮かび上がるのだそうです。



…結局、病院の職員が、怖がってしまい、誰も「シャワー室」を使わなくなった

ので、今は、物置状態になって居るとの事でした。




そこで、壁の「黒い人の陰」を検証してみる事にしました!

その「黒い人の陰」は、丁度、身長150センチ位の髪の長い女性の、シルエット

みたいに見えます。



近くに寄ってみると、どうやら、黒い物質は、「黒カビ」の様です!



更に、触ってみると、少し、湿っています。



…結局、これは、調査の結果、壁の中に埋込まれた水道管が漏水して、しみ出し、

その湿った「壁面」に「黒カビ」は生えたものと判明しました。

だから、何回、掃除しても、「黒い黒髪の女性のシルエット」が消えなかった

訳です。




これで、「一件落着」と、言いたい所ですが、幽霊が入浴中のナースの体を

触ると言う話は、解明できて居ないのです。

この幻覚?の原因は、病院で使用する放射性物質(ラジオアイソトープ)が、

関与しているのではないかとも、思いましたが、ガイガーカウンターも正常な

値を示していました。




当初、「幽霊」が「ナース」の体を触ると言うので、痴漢みたいに触るのかと

思いましたら、正面からしがみつく様に、「ガッツリ」抱きついて来るそうです。


『私は、まだ死んでいません。どうか、助けてください!』

…そんな表情で、悲しい目をして訴えて来るそうです。



この病院では、この様な「霊現象」意外にも、無人の病室から「ナースコール」が、

あったり、無人の「電動車いす」が、急に走り出したりするそうです!




私に連絡をくれた病院の「労働組合」は、当然左翼で「唯物主義論者」ですから、

「霊魂の存在なんてあり得ない!」と、主張するでしょう。


しかし、「霊魂」が無いと仮定した方が、「矛盾」が多いです!




私は、「霊魂」が存在すると、前から考えていますし、様々な「霊現象」も、

体験して来ています。




「霊魂」と、直接会話出来なくとも、彼らの「悲しい気持ち」「無念な気持ち」

を少しでも、理解してあげる優しさも必要だと思います。




「霊魂」は、我々の肉体を離れた、「心」そのものだと思うのです!



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