昨日は午前中にマラソン見学をして、
その後親父の通院とおふくろの病院見舞い。
そして今日は、
午前中に施設と病院から連絡があって、
同時に呼び出しがかかった。
なのでミセスは施設へ、
doironは病院へと、
車を走らせた。
とまあ毎日そんな具合に、
医療と介護でてんてこ舞いなのである。
到底、普通の社会人なら
できない生活かもしれません。
そんな感じだから、
医療費の支払いもバカにならない。
今年も医療費控除の確定申告をするつもりなのだが、
そもそも払っている税金が微小なので、
控除といってもたかが知れている。
昨年でさえ、医療費は払った税金よりも格段に多く、
税金分は全て帰ってきた状態なのである。
でもねえ、こちらは医療費の1割負担や3割負担
などと言ってるが、裏を返せば
残りの9割や7割は、
国の社会保障費等で賄われているんだよね。
世間の人には本当にお世話になっているし、
特に今の働く世代の人たちには、
足を向けて眠れませんなまったく。
自分も働いている時には、
高齢者の医療費等を支えてきたのだけど、
若い世代一人あたりにかかる支えの負担は
どんどん重くなっているのが現状だ。
日本の高齢化率は今後も順調に伸びてゆき、
10年もたたないうちに30%を超えるという。
今の23~4%前後の状況から
まだまだ右肩上がりが続くわけで、
医療費を含む社会保障関係予算も
どんどん伸びていくだろう。
本日国会では安倍総理の施政方針演説があり、
2014年度の予算も提示された。
総額は約96兆で、
最も大きな比率を占めるのが
社会保障関係予算で30.5兆円と、
過去最大で初めて30兆円を上回っている。
医療費の負担増が原因のようである。
今でこうなんだから
団塊の世代が後期高齢者となる頃には、
日本はいったいどうなっているだろう
と心底心配してしまう。
そしてそれは決して遠い未来ではない。
国の歳出予算のほぼ半分を
国債などいわば借金で賄っている状況を考えれば、
予算が増えるというのは、
景気がいい話では決してなく、
破たんに向けてまっしぐらもいいところである。
そこで注目されたのが消費税だ。
広く公平にすべての世代から、
安定的に増収を図るということで、
4月から現行の5%から8%に上がり、
2015年度にはさらに10%になる予定で
政治は進んでいる。
働く世代に負担をかけまくっている身としては、
すべての世代から公平に
という考えはわからないでもない。
しかし、5%の増税で見込まれる財源の増は
約13兆円というではないか。
この焼け石に水ともいえる状況を
まず何とかするのが先じゃないかな。
デフレを脱却しようとしている政府の思惑は、
景気回復とともに
この消費税の増税効果も期待しているのかもと、
うがった見方をしてしまうよなあ。
何度も言うけど、
親の医療や介護で
世間の人々に大変お世話になっている身としては、
国の財政再建が全然進まない状況には、
本当にいたたまれない思いでいっぱいなのです。
なんか選挙演説みたいになってしまった。