やはりいろんなところを歩いていると、
どうしても気になるのは
昔からの街道の一つ
「東海道」や「中山道」だ。
中でも中山道は山国を抜けて行く街道と
いうことでなかなか興味深い。
実際に歩いたこともあるんですよ。
例えばこれまで歩いた山道が
知らないうちに「中山道」だったり、
街歩きでも、先日は滋賀県草津に行って、
中山道の西のほうも歩いたり、
三上山の下りでもふと気が付いたら
中山道を歩いていた
ということもありましたな。
そんな中山道をぶらりと眺めたいなあ、
そして少しでも歩いてみたいなあ
という気持ちと、
温泉でも入ってのんびりも
しに行いきたいなあという気持ちが
ここんとこ重なってきていて、
ついにこのたび急きょ長野県行きが
決まったのだった。
しかし車で行くと、
doiron一人の運転ということで
これはちょっと辛い。
こんな雪国の空ということもあるしね。
なので、今回は久しぶりに
電車で出かけることにしたのだった。
大阪から名古屋まで新幹線、
名古屋からは特急しなので
長野を目指すという旅だ。
う~ん、こんな旅行は若い時に
長野の山を登って以来のこととなるだろう。
現在息子は長野に住んで生活をしているが、
たまに帰ってくるときに
こういう電車で帰ってくることが多い。
今回はそんな息子に
会いに行くたびではないのだが、
彼が乗っている電車に揺られつつ
旅行してみるのもいいだろう
ということで、こんな旅としたのでありました。
出だしは長くなってしまいましたが、
ではそんなdoiron家のこの春の旅を、
街道歩きを中心に
ちょっとブログにつづってみることにします。
電車ということで、
今回の旅の一番の特徴が、
移動が非常に楽ちんであることだ。
名古屋で買った駅弁には、
もれなくビールがついてきたのだよねえ。
列車は木曽川沿いを走り、
途中いくつかの駅にも止まる。
山方面に入ってから木曽福島の辺りは
かなり雪深い状態である。
ああ~、車じゃなくてよかったなあ。
塩尻の駅で信濃を降り、
諏訪まで移動をする。
そこに知り合いがいるので、
尋ねることにしたのだ。
そしてそこで一泊し、
翌日さっそく街道歩きをすることにした。
しかし、それにしても気温は非常に低い。
この日はマイナス5度ほどの気温だった。
マイナス五度~
なかなか大阪にいて
感じられる気温ではない。
いつもの街道歩きより
セーター1枚ほど多い服装であったが、
体が心底冷えるような寒さだったなあ。
そんな中を歩くコースは
岡谷から下諏訪までの区間だ。
写真じゃわからないだろうが、
体がピーンと冷えた状態で、
道端に泊まっている車の
フロントガラスも凍っていたぞ。
また家の庭先の植木には、
こんなワラボッチも
かぶせられた状態だ。
さすがにこんな景色は
関西ではほとんど見られないなあ。
ここは、横河川の小東橋です。
諏訪湖にそそいでいく川なんです。
今だと山の雪解け水が流れているんですかねえ。
で、その川の流れを見ていたら、
あれ?
遠くの山の稜線の上に
何かが見えています。
おお~、富士山ですねえ。
あの立派な山の稜線が
くっきりと浮かび上がっておりました。
そこから町中を歩き、
伊奈道に出て東堀天満宮を曲がる辺りから
「中山道」の表示が現れます。
小さな川の流れに沿って
くねくねと続く
いかにも街道っぽい道が始まりました。
道沿いの家で目立つのは、
結構大きな倉庫を持つ家が多いです。
そんな倉庫の壁面には、
自分ちの名前や「紋」が入っています。
おっ、猫が昼寝してるよ~
この猫はのんびりしてますね。
歩いて近寄って行っても、
半分寝たような顔で、平然としております。
「もう春かなあ」なんて思っているのでしょうか。
続く。