仁和寺の駐車場はとても広くて、
平日なのでガラガラ。
時間指定もないし
それほど値段も高くありません。
車をとめて、ナビをセットして
ではさっそく歩き始めましょう。
まずは仁和寺の
正面の方へと回っていきます。
見えてきましたよ、
これが仁王門です。
知恩院の三門と南禅寺の三門と
合わせて京の三大門といわれています。
背も高く立派なもんですねえ。
なかなかもっと広角のレンズでもないと
仁王門の全部が収まりません。
その仁王門の中には、
こういう阿吽の仁王が立っています。
そこから中は広く整備されています。
平安からの皇族の住職たちは、
ここをしずしずと通っていたのでしょうねえ。
この辺りに、謡曲「経正」のことが
書かれてある看板がありました。
平経正が再開の合戦で討ち死にしたのですが、
琵琶の上手だった彼が
夢幻のごとくに現れ出て
毎夜琵琶を弾いたとの話があるそうです。
このことは、この後の
御室八十八ヶ所霊場で起こった
doironの出来事と重なるので
覚えておいてください。
そしてその仁王門を過ぎて、
つぎに「中門」といわれる門をくぐります。
すると左側に目についたのが、
「御室桜」です。
京都で一番おそての桜で
江戸時代からここに植えられていたそうで、
国の名称にも指定されていますし、
日本の桜100選のひとつでもあります。
残念ながらこの時はまだ咲いていませんでしたが、
4月中旬から下旬にかけてみられるそうです。
今年の桜の見納めなんかも
ここでいいかもしれません。
ただ、その時は入寺料がいりますがね。
そこからまだ奥の方に歩いていきますと
金堂があります。
はは~、これは国宝ですね。
紫宸殿の現存最古の遺構といわれています。
この金堂の中で、皇族たちの
あれやこれやがあったのでしょうねえ。
そしてこれが五重の塔です。
この寺は真言宗御室派の総本山です。
真言宗のお寺で、
塔の中には「大日如来」が
安置されているんですねえ。
宇宙最強の仏様といわれています。
もともと武士であった西行、
そして平清盛らの目くるめく人生もまた
ここで混じりあっては
消えて行ったのでしょうねえ。
歴史のいろんなシーンに時たま現れる
仁和寺のひとつの景色です。
そしてこの本堂のところから
西門の方に移動していきますと、
こんな石が立っていました。
「御室成就山八十八ヶ所御山めぐり」
と書かれています。
立て看板には、西門からでて
150mのところに一番札所がある
と書かれてありますね。
では、大師の石に行きますからね~
とお願いして西門から出ていきましょう。
おお~何やら道の先のほうが気になります。
あのあたりから始まるのでしょう。
でそこに行ってみると、ありました。
ここが一番札所(霊山寺)です。
ここには四国八十八ヶ所を
都道府県ごとに四つに分ける
阿波の国「発心の道場」の石も
立っています。
そうそう、以前
西宮の八十八カ所に行ったときに、
撮ってきた写真が
何番を撮っているのか
わかりにくくなった時がありました。
なので今回は番号札を作って、
それを置いて写真を撮ろうと
準備していったのでした。
これが「1」番の証拠です。
100均に行って、
英単語暗記メモみたいなのを買ってきました。
これをつなぎ合わせて
メモを作ろうとしたのです。
このメモは80シートある
とのことなので、
つなぎ合わせたらいいや
と勝ってきて、
これに番号を描いたのです。
1から80まで書いて、
とおもったら79枚しか
ついていませんでした。
返品だ、クレームだあ。
100均に文句言ったる~
と思いましたが、
やはりdoironのように
お参りしている人は違いますね。
まあそんなこともあるだろうと
許してあげることにしました。
そして金具はほどけなくて
紙を足したりできないので、
心静かに80番から88番までを
裏に書いて使うことにしましたとさ。
続く。