米沢名物の昼飯をいただいた後は、
T本さん希望の名刀展に入りました。
中に入ると、もう最初に、
でっかい「槍」が据えられていましたね。
こんなでっかい鉄の塊を
振り回していたんですねえ。
それはとても驚きでした。
そしてそのあとも、
名刀といわれる刀がずらずらっと
並んでいます。
刀の様子なんかは備えの紙に
詳しく書かれています。
彫り物はどうなっているのか、
刀部分の名称はどうなっており、
この刀は前部分が大きい
などと細かく書かれています。
面白いのは刀の様子を
つらつらと書いた文章で、
鋳物の言葉なんかも入れて
特徴のある表現が使われていますね。
刀のそういう表現には、
何か決まった表現方法があるようですね。
「平肉がここちよくつき、
磨上ながら姿態に品格があり…」
など独特に表現されていました。
それにしてもどの刀も錆がなく、
手入れも大変なんでしょうねえ。
もし買うとしたら、
どんな金額になるんでしょうねえ。
で、その時に思ったのですが、
戦国時代の戦で武将は
こんな武器で戦っていたのでしょうが、
前線の足軽たちも
こんな武器を持ってたのでしょうか。
帰ってから調べてみたら、
鉄砲、弓などのほかは
たいていが長い槍だったそうです。
7m位の槍もあったそうで、
それで敵の武将を威嚇したり
下からついたりしたそうです。
中には刀を持っている
兵もいましたが、
それは武器としてはいまいちで、
やっつけた敵の首を
切り取ったりするように
使ったそうです。
なるほど、武将の武器を見つつ
足軽級のdoironは
そんな勉強をしたのでありました。
しかしこういう展示会に行くと
写真なんかが全く取れないのは
悲しいですね。
そうして米沢市でいろいろと
時間を過ごし、では
車は再度蔵王を目指して走って行きます。
こんな上山市もこえてから
山の方へと入っていきます。
この頃となりますと、
日本に迫りくる台風21号が
どんどんと北上してきています。
時折ザーッと降る雨なんかは
山の空気を冷やしてゆきます。
うう~寒いっという感じの気候です。
で、そのうちに蔵王温泉が
近づいてきました。
3本ほどかけられた
ロープウェイのり場も
人がまばらです。
それになんとこの日は
山の中にある「オカマ」という
火口湖に行く道が、
冷えて凍結個所も出てくるかもしれない
ということでもう通行止めです。
まあこんな状態で高いお金を出して
ロープウェイにのって
高い山の上まで行き、
キリや下手したら氷にまみれて
帰ってくるのは
残念ながら却下することにしましょう。
ちょっと早い時間ですが、
宿に行ってあったかい風呂に
入ってゆっくりしよう
ということになりました。
宿に向けてうんうんと
車を走らせていくと・・・
あれっ道はどんどん山の中へと
入っていきますよ。
宿なんかありそうではないです。
でもねえ、ナビはどんどん
前方を示していきます。
仕方ないなあ、紅葉でも
楽しんでいくか。
う~ん、それでもねえ、
狸の宿でもあるまいし
不満に思いながら進んでいくと、
なんかとんでもないところで
左に曲がれと案内が出ます。
え~こんなところから
宿に行くの?
これは変やなあと思っていると
車はぐるりんと道を曲がって、
またもとの道に出て
引き返すようになっているのです。
どうやら道を間違えていたようです。
でも古いナビですから、
山道を戻りなさい
なんて言いません。
ずっと下山したところの
Uターンできそうな道の
配置を見ていたようなんですね。
なるほど、山道や田舎道みたいだと
道を間違えたときは
とんでもない遠方まで行って
Uターンさせるんですね。
またもと来た道を守って、
先ほどのロープウェイ広場に
戻ってきました。
宿は違った道を山下へと
戻ったところにあったようでした。
続く