ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

GOTO広島4

2020年10月15日 21時21分37秒 | ウォーキング

この広島平和記念資料館は
最近中味がリニューアルされました。

以前に比べて展示が具体的に
なったんだといわれています。
では入ってゆきましょう。

当時の被爆時の景色の写真もすごいなあ。
原爆の一瞬の威力がまじまじと
伝わってくる。

原子が核分裂反応を起こすときに
派生するエネルギーというのが、
原爆のエネルギーだ。



なんか高校か大学の時に
その核分裂反応のエネルギーを
数値で表していたのを
見たことがあって、
それが途方もないエネルギ―だった
というような記憶がある。

もう覚えてないけど。
原爆ドームの上600mくらいで
起こった爆発は1瞬のうちに
数百万度に達し、
核の連鎖反応で広がって
周りの空気をすさまじい力で
膨張させて爆風となり
地上に降り注いだ。

何千度というような爆風が
すべてをやきつくしたんやねえ。
崩れ落ちた原爆ドームの外壁も
一瞬の出来事だったろう。

そんな廃墟のような街の
写真が掲示され続けている。

そしてその後には、
被爆した人たちが
来ていたような服も
並べて置かれてあった。

戦争中だから豪華な服は何もない。
もし被ばくしていないような
当時の服が並んであるだけでも
当時の大変さがよくわかるのだが、
そんな生やさしいものではない。

ボロボロの木綿の服が穴だらけ。
焦げ付いたズボンは
形もよくわからない。
カバンの金具はひん曲がっている。

な、なんていうことだ。

なんという景色だ。

呆然と見入ってしまった。

これを着ていた人の体には
どんな力が襲い掛かったのか
想像もつかない。

足が動かない。

ふと横を見ると、
白人の外国人が泣いている。
何とか動き出して周りの
景色を見ると、ベンチに外国人が
呆然と座っている。

すさまじい景色を見せられた。

ただ眺めるだけじゃない、
これを着ていた人の
痛みまで届いてきそうだ。
決してそんな生易しいモノじゃ
ないだろうけど。

はあ~っと、何とか動き出して
次に掲示された写真を眺めていると、
これもまたすごい。

強烈な熱にさらけ出された人の体が、
こんな風になるのかというような写真だ。

当時のことだから
白黒の写真が多いのだが、
もしこれらが今の技術で
鮮明なカラーで撮られていたりしたら、
もうここには掲示できないだろうな。

はあ、もう十分です。

ここにきての目的はもう
充分以上に味わいました。
人々を襲った強大な力を
記憶にくっきり残して置きましょう。

記憶さえも抱くのが大変なほどです。
よくもまあこんな兵器を
人類は編み出したものですねえ。



資料館を出てしばらくは
ベンチに座っていました。



この日は本当にきれいな青空。
適度に風も吹いていて、
公園内の木はざわざわ騒いでいました。



こんな空からあんな悪魔が
降り注いだんやねえ。
ミセスと二人でベンチに座りながら、
平和な時代に僕らは
生まれたんやなあと
話したりしていました。

さあ、この経験だけで
今回広島にきた目的の大半は
終わりました。
平和な気持ちを抱きながら、
旅を続けていきましょう。

まずはもう午後2時です。
おなかがすきましたねえ。
公園を出て次の目的地に
歩いて行く前に、
食事に行きましょう。

公園の出口に行くと、
あれ元安川にボートが
出ていますよ。

ああ、あれで宮島まで行けるようです。
広島市は全体が三角州の町です。
水上の交通が結構
発達しているようですね。

さて少し繁華街に入ってきました。

何を食べようかなあと
ミセスと話していると、
「広島ってアナゴも有名やでなあ」
といいます。
そうかあ、アナゴかあ。
doironは昔から、ウナギ、アナゴが
食べられませんでした。
でも歳をとるにつれ
そんな好き嫌いも徐々に
なくなってくるもんですねえ。
ウナギはもうすっかり
食べられるようになりました。
残るはやはりアナゴなんです。

続く