長等神社におまいりしたら、
道はほどなく山道に入っていきます。
この辺りはきっと琵琶湖疏水は
トンネルで越えているんでしょうねえ。
春のお花見ツアーもこんな
トンネルの中も通って行くんでしょうねえ。
上空にはトンビも飛んでいます。
まあトンビは身近な猛禽類なんですが、
結構な数が飛んでいました。
そ、このあたりは琵琶湖国定公園内の
山々で自然も豊富なようです。
車はたまに通りますが、
あまり人通りはありません。
そして道端には何か赤いものが・・・
むむ、神様がdoironに下された・・・
冬イチゴです。
歩くにつれてその冬イチゴが増えてきます。
これはやっぱり採取だなと決め、
道端でしゃがみ込んで
集めることにしましたよ。
たまに前から歩き人がやってきては、
「このおっさん、何をとっているんやろ」
とか思ったりしているように
見ていきますね。
もしかして倒れてるんじゃないかと
心配しないように、
人影が見えたら大きく伸びをしたりします。
まあこれはこれで世間を騒がせたり
しないように気を付けているんです。
一か所の道端のイチゴが少なくなったら、
前に進んでまた採取していきます。
小さな小さな幸せの塊が、
袋の中にどんどんたまってきますよ。
こんな感じです。
まあこれだけ集まったら
冬イチゴのジャムもかなり作れますねえ。
冬イチゴの株はまだまだ続きますが、
もうきりがありませんから、
そこそこで切り上げていきましょう。
今日はそんな目的ではないですからね。
琵琶湖疏水をたどる旅です。
草むらの中に地蔵さんがあったり、
小さな道標を見逃したりしては
いけませんからね。
と、その先に看板が。
え?監視カメラが付いているんですか?
イチゴ泥棒監視中じゃないでしょうね。
多分不法投棄監視やね。
でもねえ、ここは民家もない
山の中ですよ。
カメラってどこについているんでしょう。
思わず立ち止まってカメラを
探してしまいましたね。
もし本当についていたら、
道端にしゃがみこんだり、
上空を見上げてキョロキョロしたりと、
変なおっさんがうつっているんやろなあ。
もし世の中に監視カメラの映像を
公開できるような社会の仕組みがあったら、
多分どっきり映像や
なんじゃこれ映像が
いっぱい公開されるでしょうねえ。
昔、一度山の中で溝のところに
座り込んで花の写真を写していたら、
横をたまたま通りかかったおばあさんに
「キャア~」と叫ばれたことが
ありましたねえ。
え?襲ったんじゃないですよ
誰かが倒れているとびっくりしたんでしょう。
あんなこともありましたねえ。
さらにうっそうとした山道を
進んでいきますと、こんな何のために
ついているのかわからないような
カーブミラーの根元に道案内がありましたよ。
ああ、ここは小関越えハイキングコース
になっているのですね。
で、その先にちょっと立派な
地蔵堂がありました。
ああこんな素朴な地蔵がありますね。
そこの名前を「喜(よろこび)堂」と
昔は言っていたそうです。
なんかいい名前だったんですねえ。
今は資料なんかには「喜一堂」とか
呼ばれているようです。
そしてもう一つ驚いたのが、
この道はなんと北国街道近江路
だったんですねえ。
北陸に向かう道だったんですねえ。
やがてその道は自動車道から
左に離れて、山の中の道へと
つながっていきます。
これが北陸街道ですね。
先の方は何もわかりませんが、
この道の方に入っていきましょう。
ところどころにこんな電気関係のような
施設というか場所があったり、
提灯の上がる屋外作業場のような
ところがあったりします。
これでいいのかなあと少し
不安になったところで、
琵琶湖疏水の竪坑がありました。
トンネル作成時に作られたもので、
トンネル彫りの中部での拠点であり、
また作成時の採光、喚起のために
作られていましたとさ。
続く
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