この山を越えていく道は
結構ハードですねえ。
もう少し平地かと思ってきたのですが
かなり体力を使います。
そしたら昔は竜田越を
なんでこんな道にしたのかなあ。
川沿いをいけば楽だったのにと思うけど、
すこし不自然ですよねえ。
あちこち湿っていたり、
沼になったりと道が
ややこしかったのでしょうかねえ。
よくわかりません。
山の道沿いには咲きかけの
オドリコソウなんかも生えています。
寒くても季節は確実にめぐってきますねえ。
もう大阪城や月ヶ瀬に行ったら
梅もさかりやろうしねえ。
これからは季節も良くなってきて、
あちこちでかけるのも
またまた楽しくなってくるんでしょう。
それにしてもきつい。
ふうふうはーはーと歩いていると、
道歩いている人から声がかかる。
「歩いてるんやなあ。
どこまで行くんやあ」と聞くので、
龍田古道で三郷町までとか返事をします。
「頑張って~」
何人かそうして声がかかるのです。
素朴ですねえ。ここでは歩いている人には
すごく親しげに声をかけてきはりますねえ。
昔風なところなんでしょうねえ。
田舎風な家も多く、立派な地蔵堂が
あったりもするいい所です。
人々の暮らしの豊かさを感じますねえ。
きっと山手にぶどう畑を広げている
頑張る農家も多いのでしょう。
こんな立派な家なんかもあります。
あちこちの土地のほとんどが
そういうぶどう畑で成り立っているので、
平地の田畑なんかは
イノシシとかに狙われるのでしょう、
こうしてきっちりと防護柵なんかを
設けているところも多かったです。
そしてこのあたりは古い道が多くて、
昔から竜田道と呼ばれていたところです。
前の方の交差点に、何か記載されている
石が見えてきましたよ。
「松谷御堂道標」といわれています。
この先にある松谷光徳寺への道になります。
今は、真宗大谷派の末寺ですが、
松谷御堂といわれて親しまれています。
後ほどこの寺には行く予定です。
段々畑を見ながら山道を下ってゆくと、
また声がかかりました。
電動のサポートカーに乗ってる人です。
「どこまで歩くんやあ」といわれるので、
やはり「三郷町まで行きますよ」と答えると、
「光徳寺に行くんやったら、
そこと農協の間にあるのが
わし○○の家やで」と案内がありました。
もうなんかとっても親しげです。
きっと大きなおうちなんでしょうねえ。
それにしてもこの辺は
とても山の中の道です。
こんなところをよくぞ
サポートカーで通ったものですねえ。
きっと何かからくりがあるんでしょう。
ガタガタの道や、半分塗装の無い道を
歩きながら、これであってるかなあ
と思いつつ地図を見てみると、
あれ?こんな山の中の道に
学校があるようですよ。
これはまるで宮沢賢治の小説にでも
出てきそうな森の学校かもしれません。
道端に生える、ノビルや水仙を眺めつつ
歩いていると、おお突然学校の
ビルらしいものが見えてきました。
これが柏原市立堅上中学校です。
学校の周りをぐるりんと回ってゆきますと、
どうもこの学校は村のはずれにあるようで、
その先は広い自動車道の走る結構なまちでした。
それにしてもこの中学校、
自然について学ぶには
大阪にしては絶好の土地柄でしたねえ。
さあ地図はここからしばらく
自動車道の歩道を歩いてゆきます。
こんな竜田道の案内板も現れました。
この先には「雁多尾畑」という
地名の場所がありますので
向かいましょう。
左に堅上小学校と幼稚園を過ぎると、
その学校の裏側あたりに
入っていく道が現れます。
その奥にあるのが、
金山媛(かなやまひめ)神社です。
立ち寄ってゆきましょう。
続く
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