ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

京都御苑から西へ3

2019年01月14日 21時35分19秒 | ウォーキング

今日はとても寒いので、
あとで弁当を食べるときには
お湯でも沸かそうと
ガスコンロを背中の
リュックの中に入れています。



荷物検査の中でこれで
チェックされたらどうしよう。

「いやあ紫宸殿の前で
味噌汁でも作ろうかと思ってまして」
なんて言ってはいけませんかねえ。

何かあったら早速クリエイターの
名刺でも出そうかなあとか思っていたら、
「はい結構ですよ」といって
あっさりパスとなりました。

ああ、やっぱり皇族風の優雅な
顔立ちが安心感を与えたのでしょうねえ。

リュックの中にあの植物の
根ほりとかも入ってなくてよかったです。

なんとかこれで皇居の中に入りました。

入ってすぐに右に資料館があります。
ここでまず頭の中に地図を叩き込んで、
こういう経路で忍び込んでいきましょう。



ではなくて、迷子に
ならないようにしましょう。

御所の中と言えば、紫宸殿と清涼殿
くらいしか知りません。
紫宸殿は公の仕事を行うところで、
明治、大正、昭和ではここで
即位の儀式も行われたそうです。

天皇が500年以上住んだこの京都御所。
火事などで何度も被災したが
その都度豊臣秀吉や
徳川家康などによって再建されたそうで、
今の御所は最終的に1855年に
再建された姿なのだそうです。

でも待てよ~前々回に京都を歩いたよねえ。
羅城門から朱雀門を歩き
その奥が京都の政治の場所
ということでしたよねえ。

なのにこの京都御所は
それから東に外れていますよ。
ちょっと位置関係がよくわからない
のでさらに調べてみると、
ここはもともとの大内裏では
なかったんですね。

この京都御所は土御門東洞院殿の
場所をお借りした
仮に移転した里内裏だったんだそうです。
それをそのまま使っているので、
昔の平安京とは場所的に
混乱しているわけです。

ああ、こうしていろんなことを考えていると
だんだん京都の正体がわかってきましたねえ。

さて今年は新元号を迎えます。

今回は東京で即位の儀式を
迎えそうですが、でもなんかのことで、
この京都御所を使ったり
することはないのでしょうかねえ。
まあ、すこし楽しみにしておきましょう。
そんな御所の中を設定された
コース通りに進んでいきます。

まずは、天皇が日常的に生活していた
清涼殿の横にある諸太夫の間の
横を過ぎていきます。



そこには絵の描かれた屏風が
設置されています。



虎の絵、鶴の絵、森の絵です。

かつて虎はあまり見られた
ことがありませんので、
この当時の虎の絵は
何となく猫感が強いですねえ。
ここの虎もこんな感じでした。



その次に現れるのが
「新御車寄」ですね。



まあ車での移動のための
出口ですから、行ってみれば
駐車場のようなものです。

そしてその後に現れるのが、
南側に大きな庭を持つ紫宸殿ですね。



様々な重要な皇室行事の本拠地でした。

紫宸殿から見て右の方に
「右近の橘」、



左側には「左近の桜」
が植わっています。

明治以前はここらあたりで
日本の重要な政治が
決まっていったんでしょうねえ。
この紫宸殿には、高御座もあるのですが、
今は東京で次の即位時に使うように
東京に移動させてあるとのことでした。
見れずにざんねんでしたね。

正面額の「紫宸殿」の字や
頑丈そうなふすまを見つつ、
右手の方に回り込んでいき、
紫宸殿の北側にある清涼殿の方へと
うつっていきましょう。



途中で人当たりのよさそうな
警備のおじさんに

「今は何かの特別公開日かなんかですか?」

と聞いてみると

「いやいや、この程度の公開だったら、
いつもやってますよ」とのこと。
そうかあ、事前に読んでた資料では
事前の許可申請が必要と
書いてあったのですが、
意外にあっさりと中に入れましたねえ。

まあ、いまは外国人なんかも多いので、
そんな風に規制緩和を
図っているのでしょうかね。

続く


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