2016書初め

さあて、毎年の行事である
書初めを今年も行いました。

もともとは自分の楽しみのために
やっていたのですが、
最近は義母さんがこの書初めを
一年間家の壁に貼って眺めてくれるので、
そういう意味に変わってきているのです。

これまでそんな書初めを通じて、
いろんなことがありました。

とりわけ、ある年の書初めを見て、
新たな趣味の絵描きに
打ち込むようになった
ということもあったようです。

まあ、そういう意味では気持ちも込めてあげたいし、
一方でなかなか気の重たい作品造りにもなるわけなのです。

そういう思いを込めて
さて、今年はなんて書こうか・・・
といろいろ考えてみたのですが、
これがねえなかなか思い浮かばない。

どちらかといえば、
病気をした自分が励まされそうな
立場でもあるわけやからね。

まあ、とりあえず書道セットを広げて、
義母さんのことを考えつつ
書くことにしてみた。

まず最近の義母さんはといいますと、
ちょっと肺の調子が悪い。
血の中の酸素濃度も低めなので、
ちょっと動くとハアハアと
息をするような状態だ。

だからねえ、こんなことを書いてみた。



そうそう、焦らずじっくりと生きつつ
毎日を楽しんでくださいね、という思いだ。

義母さんは最近は本当に絵をかくのが好きで、
自分の子孫に自分の思いを残しておかなくちゃ
という意味で、力を入れて絵を描いている。

そんなお絵かきがうまくいきますように
という思いで書いてあげた。

そしてもう一枚。
書初めに絵を入れて描くことも
望まれていそうだったので、
こんな海の絵を描いてみた。



そして入れたことばには
四季の花を並べてみた。

現在のところその二枚と、
ことしはさらに加えて、
ミセスの力作も一枚加わって、
部屋に張られることになったようだ。

作品は本人の希望で、
公表いたしておりません。

でもねえ、こんな作品でも、
一枚描くのに同じ文面で
２０枚くらい書くんですよ。

その中から一枚選んでいるのです。

それなりに頑張っていたりするわけなんですから。
まあ、拙い作品ですが、
今年も一年、義母さんの世界の
一部を飾らせていただくことになりました。