ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

尾崎から和泉鳥取へ1

2020年12月04日 21時12分18秒 | ウォーキング

先日、阪南市の地図から
浜街道を歩くという
ウォーキングコースを見つけ、
箱作から尾崎までの道を歩きました。

阪南のきれいな海を歩き、
最後に浪花酒造でお酒を買う
といういいコース取りでしたね。



その地図には、もう一つ別の
コースも書かれていました。
それがその尾崎からJRの
和泉鳥取を目指して南下してゆく
というコースです。

いいですねえ。
一部、二年前の夏に鳥取の荘から
「信長道」を歩いたコースと
部分的に重なりますが、
まあその辺は注意しながら
歩いてみるかと、今回は
電車で出かけて行くことにしました。

南海本線で尾崎へと向かいます。

急行も止まる駅ですから
印象はしっかりした駅ですね。
ここがその尾崎駅。



印象的ないわし雲が出ています。



まあ、雨は大丈夫でしょう。
計画通りに南の方を向いて
歩いて行くことにします。

しばらく進んでいくと
大きなスーパーがありますね。



そしてその先にだんじり小屋、
ではなくやぐらの小屋があります。



このあたりの祭りは
やぐら曳行なんですねえ。

そしてそのそばに「大願寺」
というお寺があります。
この寺のところに
「石造地蔵菩薩立像」があります。



宝珠を持つなどして
細工されていますが、
元の石は和泉砂岩です。
加工はしやすいのですが、
なかなか耐久性に難点がありますね。

doironの生息している市の中には
道標が7つあるそうですが、
和泉砂岩で作られたのは
もうボロボロになっています。

身長は1m92という
大阪最大級の地蔵の、
姿かたちはちゃんと
残しておいてほしいと思います。



この寺の百度石と鐘楼を撮影して、



次へと進んでいきましょう。
このあたりからコースは
ちょっと東側の住宅街の方へと
はいっていきます。



ここにあるのが
黒田寺(こくでんじ)です。

なんてことはないお寺なのですが、
ここには鉦講(かねこう)

というのがあります。

寺の檀家が4人一組で
双盤の鉦を叩き、
念仏を唱えるというものです。

一時なくなっていたのですが、
唯一残った伝承者の指導を受けて
復活し、今に至っているものです。

阪南市にはこの鉦講が
瑞宝寺、祐道寺、宗福寺、西光寺に
残っており、大阪府の
無形民俗文化財に選ばれています。



そんなお寺の周りは入り組んだ住宅街で、



方向を見失わないように
遠くの山の形なんかも見ながら、
てくてくと歩いてゆきます。



こんな印鑑屋さんなんかもありましたよ。
新しい総理大臣になってから、
脱ハンコでヤキモキしているでしょうねえ。



あ、ここには玄関の真上に
鍾馗さんがいますよ。
近くにお寺や神社があるのかなあ。
それにしても玄関に備えるって
かなり意志の強い鍾馗さんですねえ。

阪南市にいただいた地図をもとに、
村の中をウロウロと歩きます。

ここに大きな石がありますよ。



これには「湧泉之碑」と書かれています。
鳥取中地区は昔から水不足に
悩やんでいました。
なので、何とか水を引いて
米の収穫量を上げたいとの思いから、
根来紋治郎氏は豊かな地下水に
目を向け、「抜水(ぬきず)」
というかんがい設備を考案したのです。

それはこの地方の地下水が豊富なので、
井戸の中ほどに小さな穴をあけ、
そこから水をもらい受ける
というものでした。
水のもらい主は、井戸の持ち主に
水代を払ったりしたそうです。

ここに立つその石は、
それを提案した根来氏の
遺徳をしのんで地元の人が
建てたんだそうです。
あちこちの村を歩いてきましたが、
これまであまりなかった
取り組みのひとつですね。

いまは石碑近くの抜水に
その名残を見ることが
できるそうです。

続く

 



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