ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

追悼 安野さん

2021年01月31日 20時54分53秒 | お絵かき

日本の絵を描く人で一番好きな人は誰?
ってきかれたら、doiron
安野光雅氏と答えるだろう。

その安野さんが昨年12月の
クリスマスイブの日にお亡くなりになった。
94歳でした。

彼を知ったのは、「旅の絵本」という本でした。
これがねえ、見ていて楽しくて楽しくて、
字書きはないのに
絵を見ながら頭の中でストーリーを
考えてしまうような絵本でした。

その後彼の著作物も買いました。

絵を通じて不思議なことや、
人々の感覚の事、彼が絵に込めている
気持ちなんかを楽しく読みましたね。

doironが退職後、絵を描き始めたのは
その頃の思い出がきっと原点なんですね。

彼の代表作のひとつである
旅の絵本は何巻まで出たんでしょう。
たぶん全巻を図書館で借りて
みているはずです。
仲のいい友達にもプレゼントしましたねえ。

そして自分自身が退職して
絵を描き出してからは
特に彼の作品は何冊も見ました。

中でも皇居の中の花を描いた絵本は、
図書館でもう何回借りたか
わからないほどです。

そんな借りて読まずに
買って読めよと怒られそうですが、
元図書館員の嫁には
「借りて読み」と申し渡されましたからね。

彼の絵を見ながら、
あ、葉っぱはこんな風に
書くといいもんやなあとか、
こんなデザインで配置すると
見やすいなあとかいろいろ勉強しました。

でもまあどれも自分のものには
なっていませんが、
この辺の描き方は安野さんの絵に
教えられたなあという部分は
あちこちにあります。

かれの淡い水彩絵の具の絵はいいですねえ。
自然のやさしさがにじみ出ています。

そうそう彼が書いた空也上人仏像も
とても良くて、わざわざ京都まで
見に行きました。

伊根の舟屋も彼の絵を思い出しつつ
眺めましたねえ。

そんな彼の美術館は2か所あります。
ひとつは「津和野」です。



津和野は彼の出身地です。
ああ、なんか萩を走った
山口県のあのウルトラマラソンの景色が
彼の絵と被る部分がありますねえ。

そしてもう一つが京丹後市。



「和久傳の森」という場所を
手掛けた人が安野さんの絵の
収集家だったそうです。

地域そのものが森を作るみたいな
場所なので、訪ねてみるのも
いいかもしれません。

なのでまあ、ちょっとコロナのことも
あるのでタイミングはむつかしいのですが、
ぜひともこれら二つの美術館は
今年訪ねてみようと思っています。

それにしても安野さん、
惜しい命がなくなりましたねえ。

でも彼の作品が今まで以上に
人々に力を与えることを
doironは祈っています。

安野さん、長い画業生活、
お疲れさまでした。

 



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