ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

凡才か遊び人か2

2021年01月30日 21時05分33秒 | お絵かき

昼飯は、外の海の景色が見える食堂で、
なんて思いながら会場に到着です。

まずは切符を見せた後は、
検温が始まります。

35度7分。

う~ん、栄養が足りていないかなあ。
などといいながら重たいおなかをこすります。

その後は、入場前の登録です。
もし自分がコロナになったら、
またほかにコロナの人がいたら、
連絡する先を登録します。

それらがすんでからやっと入場です。

こういう展示会では入り口に、
人々の興味をそそるようなものが
置かれていることが多いです。

バンクシー展でも入ってすぐに、
世界中の落書きを取材している
動画を流していました。

ああ、こんなところに描いているのか、
こんな意思があるのかなどを
さりげなく案内しています。

先日、我が村でも落書き事件がありました。
村の人の貸しガレージを一つ借りて、
そこを物入にしています。
祭りのときの提灯やテントや
配線類を収納しているのですが、
そのガレージのひとつのシャッターに
何やらわけのわからない
アルファベットのようなものが
書かれたことがあります。

これは放置できないと、
警察にも相談したのですが
まだ犯人はわかりません。

でもそのままにしてはおけないので、
ペンキで塗りつぶしたという事件がありました。
しかしバンクシーの落書きは
消されるのではなく、
喜ばれたりしていますね。

それはやはりわけのわからない
アルファベットではなく、
絵を通じたメッセージが
そこにあるからなんでしょうね。

電話ボックスに潜むマスクをかぶった人間。



壁に花の絵をペイントするゴリラ。

正装したネズミの絵なんかの様子が



再現されていました。

絵も何かおもしろいですね。
直接彼の言葉が何なのかは
よくわからないけど、
バズーカを持ってスピーカーに
向かうビクター犬や

買い物かごを襲う原始人、

爆弾を転がすおばあさん、

赤ちゃんに毒を飲ますおかあさん

とまあ何かをいおうとしているこ0とは
わかります。

その後に出てくる兵士の顔は
全員ピースマークで銃を持っていたりとかね。

まだまだありますよ。

ミッキーマウスとドナルド君に
手をひかれる全裸の少女、

爆弾をせおう象、

爆弾のスイッチを押そうとする猿、

可愛いリボンを付けた攻撃ヘリなど、

これで何か物語をと言われたら
作れそうな絵ですね。
絵を見るたびに、落書きであることの
違和感、シュールな企画、
立派な絵に心を奪われていきましたね。

あのキリストが十字架の上で
買い物袋をいっぱい持っている絵は
かなりドキドキしますね。

宗教的なものは怖いです。

あのビートルズが、
僕らの存在はイエスキリストを越えている、
みたいなコメントをしたときのことを
思い出したりしました。

いくら撮影可でも
絵を掲載するのは避けました。
すみません

芸術と反逆というサブテーマに沿った
ちょっと異質な感覚にとらわれた
展示会でありました。

けっして落書きを正当化するのではなく、
一方で芸樹作としてのバンクシーの
とらえ方を称賛する。
ああ、なんて芸樹ってむつかしいんだ
って感じでした。

やれやれと展示会を出た後は、
海辺の広場が見渡せる
ファミリー食堂でひる飯です。



平日という事もあるのですが、
緊急事態でここもガラガラでした。
ああでもいつになったら
コロナに関係ない時が来るのでしょうかねえ。

もしかしたらバンクシーも、
どこかの壁におじいさんが
コロナに向かってワクチンの注射器を
投げつける絵を描くかもしれませんねえ。

などと考えながら食事を済ませて
帰宅するdoironだったのでした。

「doironは凡才か遊び人か」

いやあ、たぶん両方でしょう。

 



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