おなかも膨れましたねえ。
さていよいよ本日のハイライトである
大蛇嵓に向かいます。
笹に囲まれたこんな道を、
おなかいっぱいにして
機嫌よく歩いていると、
まず牛石ケ原に出ます。
ここにはまるで牛のような
石が転がっているのです。
そしてなんとここには
神武天皇陵の銅像が立っています。
神武天皇が大和の東征の際に
熊野から大台ケ原を抜けたのであれば、
神武天皇こそがこの山の
開山者だということで、
古川さんという人が
昭和3年にこれを立てた
ということだ。
こんな銅像を、道もろくにない時代に
よくぞ建立したものです。
ここが標高1500mの山に
囲まれた高原とは思えんような
立派な銅像です。
さあさらに先に進んでいきましょう。
こんな森の中を進んでいくと、
今まで緩やかだった景色の中に、
岩がごつごつした景色が
混ざってきます。
大蛇嵓が近づいてきましたねえ。
標高差800mの断崖の上に
岩が突き出たすごいところです。
しばらく行くと分岐点のところに出ます。
ここを左折すれば大蛇嵓ですねえ。
では頑張ってゆきましょう。
山道や少し岩がごつごつした道を
進んでいくと、こんな橋が出てきます。
よくぞこんなところに
作ったものです。
この橋が大蛇嵓の見どころ・・・
ではありませんよ。
その先に現れました少し広い岩場が
本当の見どころです。
ここまで来ると大勢の人がいます。
磐の先まで行って、
はいと帰ってくるような
ところではありません。
あまりいっぺんに行くと
引き返せなくなって
しまいますから順番待ちですね。
う~ん、ここは頑張らないと
いけませんね。
岩場の先の鎖のところまで行って、
鎖に持たれながら
「あのさあ、言っとくけど
絶対押すんじゃねぞ」と
やりたかったのですがねえ。
ひとが多くてバカに
されそうなんでやめました。
とりあえずは先の方まで行って
景色を眺めますが、
ガスであきませんね。
向かって左側が大きく
切れていて迫力ありました。
そしてその後撮影です。
できるだけ腰を伸ばして
ハイポーズと写真を撮りました。
よしよしこれでオッケーか
と思っていたら、晴れ女さんは
もっと先に立って撮影してましたね。
さあこれでハイライトは終わりです。
じゃ後の人に道を譲って
帰ろうとしたその時です。
磐の方で大声が上がっています。
どうも一人転倒したようです。
がけっぷちではない方に
なんですが頭を下にして
上向けに転がっています。
ウヒャー、よくぞ反対側に
転ばなかったことです。
しかも背中のリュックのおかげで、
頭も打たずに済んでいるようですねえ。
やれやれです。
転ぶ前に参加していた人が
「われわれ13人のグループですから、
順番守っていかないとねえ」と
しゃべっているのが聞こえてました。
まああれだけのグループですから、
中道を通ってでも
帰ることはできるでしょう
と我々は離れてゆきました。
さあてここからは、
シオカラ谷に向かって下ってゆき、
そこからまた駐車場に向かって
上がってゆくというコースが始まります。
ここで晴れ女さんが
「私せっかくやからここを
走って下っていくわあ」と言って、
先に降りてゆきます。
「分岐があったら待っときや」
と指示して走らせます。
まあ多分そんなに飛ばさないから
大丈夫でしょうと、
残った僕らはゆっくり下ってゆきます。
迷子になる心配はないだろうけど、
転んで怪我でもしてたら大変やぞ
と思いつつ、シャクナゲ林の中を
下ってゆくと、
道が岩でゴロゴロ
しだしたところで待ってました。
「いけるんやけど、
けがでもしたらあかんて思って」
だって。
懸命です。
続く
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