ハブ ア ナイス doi!

いつまで続くのかコロナとの戦い。
全て解放されて、もっと、もっと
心から楽しまないとねえ。

夕暮れのコウモリ

2013年05月13日 21時39分15秒 | 自然

街道話はひとやすみ。
遠い昔に思いを馳せているだけでは
あきません。
わてらは現実の中で生きておます。
今日は身の回りの軽い話題で
お口直しです。


ジムが休みだったり、
昼間に歩いたり走ったり、
バイクに乗ったりの運動をしたときなんかには、
あまり無理をしないでおこうと、
たまに夕暮れにぶらっと散歩に出たりする。

コースはというと、
たいていは近所の遺跡公園から
気の向くままに歩くことが多い。
最近はちょうどツバメが飛び回っているように、
ユスリカが羽化して大量に飛び回っているせいか、
そうして夕方に歩いていると、
このあたりでもコウモリの姿を多く見かける。

普段はほとんど見かけないこの動物も、
今の時期は人目もはばからず
夕方くらいから飛び回り始める。

コウモリの種類は意外と多く、
街で見かける哺乳動物の中では
もっとも多彩な生き物なのかもしれない。

住宅地を飛び回るのは、
家の天井裏なんかに営巣する

「アブラコウモリ」

という種類が多いそうだ。


暗いからはっきり映ってないけど矢印がコウモリ

山の中の洞窟なんかに住んでいるのとは
違う種類だそうだ。
子供の頃から、
夕暮れに飛んでいるコウモリを
たくさん見てきたので、
多分、今見かけるのは
その子孫たちなんだろう。

街の中とはいえ、
やはり餌の加減で
田畑の上や大きな溝の上を
飛んでいることが多い。
あ、緑の多い公園でもよく見かける。

散歩の途中、細かい砂を
彼らの近くに向かって投げてやると、
飛行経路の航跡が一瞬ずれる。
よけているのか、
それとも虫かと思っているのかはわからない。

コウモリは3万から10万ヘルツといった
人間には聞こえない音波を出している。
その反射から物体の種類や動きを
瞬時に判断する能力は、
驚くほど高いそうだ。
これを、超音波を用いたエコーロケーションという。

しかし、音で描く景色ってどんなんやろ。

種によっては、水面のわずかな水の動きさえキャッチして、
水中の魚の動きをとらえて捕捉する
ほどの能力があるという。
魚群探知機も真っ青である。
時に自然は驚くべき姿を我々に見せるのである。

コウモリは地表はかなり暗いが
空はまだ明るいといった
薄暮の時間帯が好きなようだ。
といっても見えているわけではないから
虫が活発に飛び回る時間帯を
察知する体内時計も持っているんだろうね。

もっとも、それ以上暗くなると、
こちらの目でも見れなくなるということもあるので、
夜が更けても
頻繁に飛び回っているのかもしれないが
それはよくわからない。

ネットで調べてみると、
大阪でもコウモリの研究家はいるらしく、
結構な研究を展開されているようだ。

山の中に分け入って
洞窟を探してはにじり入っていき
生態を確認するなどという調査も
しているんだと書かれてあった。
まさかそこまでやろうなどという気は毛頭ないが
散歩の途中でじっと動きを見ていると
なかなか面白いものもある。

ただそんな風に夕暮れに空ばかり
見上げて歩いていると、
溝にでもはまってしまいそうで注意しないといけない。

とはいえ夕暮れの空はなぜか心にしみるので、
ついつい見とれてしまう。

こんな写真も撮った。



これは、雲が空半分を覆う日に、
弥生遺跡の復元建物と、
遠方に泉O津の駅のツインビルを撮影したものだ。
そしてこれも別の散歩の日に撮影した。



街路樹のシルエットと近代的なビル。

市内の風景の写真コンテストがあれば、
ぴったりかもしれない。
弥生遺跡公園がもっと明らかに
泉O津市内にあればなあと思う。
次はもう少し望遠で建物を
クローズアップしてみようかな。

ところで、コウモリは中国では福を呼ぶ生き物
として歓迎されているそうだ。
日本ではまだ何となく嫌われ者のイメージが強い。
doiron周辺の田舎じゃ
姿はいくらでも見れるけど、
一度じっくり顔も見てみたいものだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿