巨木はなぜ我々を引き寄せるのでしょう。
我々よりもはるかに長い時間を
生き続けているという迫力感、
巨大な体を支え続けている
という生命力、
あるいはいつも同じように
そこに存在しているという存在感。
まあ、どれも人間のおよぶようなものではない。
巨大な幹周、見上げる樹高、
空を覆う枝々はもうまるで神の化身だ。
そんな巨木が抱く陰謀に
我々は勝てるはずがないのである。
もし陰謀があれば、
我々はその根元にひれ伏し、
許しを請わねばならないのである。
今回のドジ旅もこんな
強大な力との対面である。
いかに陰謀に巻き込まれないか、
いかに全霊を果たして
生き残れるようにするか、
これが我々にかせられた宿命なのである。
ここまで距離は約5キロ。
何とか我々は乗り切って、
さて次の巨木である
萱島神社へと向かって行こう。
道は猪鼻橋を右折し、
右岸や左岸をウロウロしながら
寝屋川沿いを進んでいきます。
昔、藤原実高の別荘が
高野へ行こうとする人たちに
宿を提供して「寝屋」と
呼ばれていたことにより、
寝屋を通る川ということで
寝屋川になったという川です。
あ、前に大きな道が見えてきましたよ。
doiron作成の地図によりますと、
第二京阪のようです。
その下のトンネルの中を通ります。
トンネルを抜けたら、
そこはもう桜の花びらが舞い散り、
春の女神がほほ笑む・・・
う~ん、「鉢かづき姫」という
キャラクターでした。
鉢をかぶって育てられ、
亡くなった母親のあとは
阻害され川に身を投げるのですが
助かり、えらいさんに
見初められて鉢をとったところ、
その中から金銀や着物などが
どんどん出てきて幸せに
くらしたという伝説の娘です。
どんなけ大きい鉢をかぶっていたのでしょう。
この子の名前は
千里ちゃんがよく知っていましたね~。
ジダンはここで
川にそんな娘は流れてこないかと
探索中であります。
さて、ここでこの姫が
紹介しているのは
「からくり樋」という施設です。
昔、水の流れに苦労して
作った傑作樋らしいですよ。
ここは下見でも通らなかったですねえ。
巨木、美人、水。
まあ世間には様々な陰謀との
闘いがあるものです。
ではまた寝屋川の方へと
戻っていきましょう。
この寝屋川もまた地元の人たちには
大切にされている川なんですねえ。
市街地内を流れる川ですから、
大切に気持ちいい川にしないとねえ。
いろんな張り紙もあります。
「犬のフンは持ち帰ってね」
と書かれていますが、
おじさんも置いて
帰らないようにしましょう。
しかし、このポスターはやはり
いつみても笑いますねえ。
実撮だったら、
ちょっぴり犬がかわいそうですが・・・。
とまあそうしているうちに、
前方にそびえる萱島の
クスノキが見えてきました。
駅と一体になってそびえています。
ああ、きっと地元や京阪電鉄のひとたちは
この巨木棲息の陰謀と
激しい戦いをしたんでしょうねえ。
見事な措置を講じています。
駅の下、つまり木の根元には
萱島神社があります。
こういう巨木はやはり
お寺や神社に多いですねえ。
人々にあがめられ、
長く放置されるからですねえ。
巨木のもつ神秘的な力が
人々を崇めさせるんでしょうねえ。
ここでは「大楠大明神」として
崇められていましたねえ。
やしろで囲われているので
タッチはできませんでした。
さあ、ではこの辺のコンビニで
昼食でも買いますかと、
トイレもかねてコンビニに行きましたが、
駅のコンビニに
トイレはありませんでしたね。
ほかにもないかと
駅周辺を歩きましたが、
う~ん近くにはないですねえ。
で、ここでセイゾーナビが登場です。
この先にスーパーがありますから
そこで用事を済ませましょう。
賛成~といいつつ
駅高架下の知ってる限りで
日本一短い回る寿司屋さんを
外から見学です。
回さなくても寿司屋が握って出す方が
値段を倍にできるのになあ
なんて考えてしまいましたねえ。
続く
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