ここが長命寺参拝者の
階段の登り口です。
本堂まで808段の階段が続くといいます。
一つ一つ焦らずに登っていきましょう。
この寺は第12代景行天皇に
仕えていた武内宿禰が
ここにある柳の木に
「寿命長遠所願成就」の文字を
記すとなんと300歳以上迄
生きたといわれています。
武内さんにはさん、熊野古道で
その神社を訪ねたことがありますね。
その後ここを訪れた聖徳太子は
この木に霊感を感じたので、
この木で観音像を刻み、
それを本尊としてこの寺を
長命寺と名付けたそうです。
本尊は秘仏だそうです。
最近では2009年に61年ぶりに
開けられたそうですがね。
平安時代の本尊ですからねえ、
見たかったですねえ。
では階段を上りはじめましょう。
傾斜は結構急です。
雨上がりなので滑らないように
気を付けて登っていきます。
ああ、こんな急な階段だったら
走っても心拍数が上がったでしょうねえ。
もし本当のタイムレースなら
手まで使って上がったかもしれません。
階段も曲がってはまた上まで
ずっと続いています。
途中整備の悪い所もあって、
ん?これは808段のひとつなのか
どうなのかわからんような
階段もありますが、
かなり上まで来ましたぞ。
おっここに、鳥居のようですが
お寺なので山門なんでしょうか、
ひとつの結界のような門がありますねえ。
ああ清い心で入っていきましょう。
ふうふう。
そして駐車場のところに来たら、
こんな亀の上に看板が立っていますよ。
西国三十三所の22番総持寺にも
こんな亀の石の看板がありましたねえ。
で、その背後には
「健康長寿の観音さん」
と書かれています。
まあこんな石段を登ってこれる人
でないと健康長寿には
恵まれないでしょうねえ。
その駐車場から最後の百段くらいを
上がると、本殿に上がっていきます。
すみません。
本殿の写真を撮り忘れたので、
ネットから頂戴しました。
まずはしっかりお参りしていきましょう。
ろうそく、線香に火をつけ、
納め札と賽銭を入れてお祈りします。
そして納経をしてもらいましょう。
納経帳には、大きく
「大悲殿」
と書かれてありました。
資料では「千手大悲殿」と書かれるはずだった
のですが、今はこんな感じです。
大悲殿とは聖観音や
千手観音や如意輪観音などの
観音菩薩が安置されている建物です。
これで西国三十三所
18番目のお寺ですねえ。
あとは15寺ですねえ。
あ、番外も入れたらもう少し増えますか。
本堂の横には三重塔もありますねえ。
現存のものは1597年に
建てられた重要文化財です。
そうして境内をグルリンと
お参りしたら、境内の展望台から
琵琶湖を眺めてみましょう。
この辺り正面に見えるのは
近江八幡あたりの湖面ですねえ。
実はこの辺りから右の方へと
湖面を回っていきますと
休暇村があります。
何回か宿泊しましたねえ。
最近ではドジ旅でも宿泊しましたねえ。
いやあなかなか景色のいい所でした。
帰りは駐車場から、車道を下っていきます。
くねくねと曲がりくねった道を、
シャガなんかを眺めながら
降りてゆきましょう。
まあ悪天候で竹生島の宝厳寺には
行けなかったけど、適度に
汗をかき頑張れたから
良しとしましょう。
あちこちの琵琶湖の景色を眺めながら、
夕方までにきっちりと
帰れた三十三所歩きでした。
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人々の思いが三十三所にはあふれています。
祈りの力、感謝の心
お参りにより
様々な人々の目に見えない祈りを
心いっぱいに浴びるのがとてもいいです。
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