毎年この時期になると、
報道などでよく伝えられてくるのが
「修二会」である。
様々なお寺で行われているが、
一番有名なのが
東大寺2月堂で行われる
「お水取り」といわれる行事だ。
ニュースなどでは、
大きな火の塊を持った僧が、
二月堂の須弥壇を駆けまわる
のがよく報じられる。
練行衆と呼ばれる精進潔斎した
行者11名がみずからの過去の
罪障を懺悔し、その功徳により
興隆仏法、天下泰安、万民豊楽、
五穀豊穣などを祈る法要行事なのだ。
この二月堂の修二会は
3月1日から14日の間に行われる。
いつもdoironの誕生日の日に、
クライマックスを迎える行事なのだ。
これが始まったのは西暦752年で、
なんと1200年以上もの間、
一回も休まずに毎年行われているそうだ。
この二月堂が火事で燃えたときも、
戦争中の年も人を集めるのにも苦労して、
それでも一回も欠かさずに
続けられているのだそうだ。
この修二会の間、様々な行事が
行われるのだが、
それをひとつひとつ書いてても
きりがなく、また話もややこしい。
なぜこういうことが?
と解らんようなことばかりなのだ。
そもそも一回も休まずに
これが行われていることが
誠にすごいことだ。
こんなにあやふやで
どうでもいいようなことばかり
起こる現代でも、粛々と
毎年続けられている。
人々はそんなにも様々な
本尊に救いを求めているのかと、
もうこんなええ加減な
毎日を送っているような
のんきなおっさんの想像を
はるかに超えているような、
苦行なのだそうだ。
じゃ、一体その現場は
どうなっているのか、
ええ加減な知識のまま
そこをとりあえず訪れてみようと、
籠松明がたかれ、
お水取りといわれる行事が行われる
本日3月12日に奈良まで
行ってみることにした。
実際に籠松明がたかれる
夜間ではなく昼間なので、
まだ二月堂に近寄れないほどの
人はいないだろうと判断して、
車で行くことにしたのです。
で、出発したときに
ふと気が付いたのだが、
この時の服装だ。
まだら模様のズボンに、
3Lサイズの上着。
靴はマーモットの都市型
ゆるゆるシューズと
お寺を静かに訪ねていくのに
これはないだろうというスタイル。
もうお水取りが何なのか知らずに、
ノホホンとやってきた
アジアの国々の人のような姿だ。
かろうじて、少ない髪の毛が
お坊さんのようなのと、
愁いを込めた顔が
苦労している坊さんのようだ
というくらいかなあ。
これは静かに目立たんように
参らないといけませんね。
奈良に車で行ったときには
県庁の駐車場をよく利用します。
東大寺と興福寺に挟まれた
交差点のすぐ横にあるから
移動が便利なのだ。
近畿道から西名阪に乗り、
郡山で降りて国道24号を北上していく。
奈良公園の標識をたよりに
近鉄奈良駅を目指してゆく。
そしてそこを過ぎると
左端が駐車場に入っていく
コースとなるのだが、
な、なんとこれがもう
バス、タクシー、マイカー
であふれかえる大渋滞である。
これはいかん。
急遽、駐車場をさらに奥の
春日大社の駐車場に変更し、
向かって行ったら
ここはまだ空いていたので
ホッとしました。
ではここに車を止めて
歩いていきましょう。
それにしても、あちこち訪ねて
車で行くのも、経費が掛かりますねえ。
年金暮らしになったら、
もう少し安上がりな
お出かけ方法を考えないといけませんね。
とりあえず駐車場で
一回料金1000円を払い、
地図で二月堂の位置を確認し、
奈良公園を歩いて
抜けていくことにしましょう。
あ、駐車場にはこんな
春日大社の宝物殿もありますねえ。
興味ありますが、今日は
お水取り取材ですから
次の機会に譲りましょう。
それにしてもこの辺りは古い森です。
春日山の原始林の
端っこに当たりますねえ。
こんなでかいイチイガシや
巨木が立っているなか、
二月堂を目指していくdoironなのでした。
続く
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