心理学の勉強をしながら、自分について反省することしきりなのですが、皆さんはどうでしょうか?
物事がうまくいかないときに、「誰それが悪い、あれがよくなかった」と文句を言っていませんか?
これって過ぎたことに囚われて「犯人探し」をしているだけ。
ワザとにやったことなら別ですが、だれも失敗したいと思っている人はいないはず。
でもいつも同じ失敗をする人がいるでしょう?
しょっちゅうミスする人がいるでしょう?
確かにそうかもしれませんが、その人は何の努力もしていないのでしょうか?
努力していないとすれば、「努力しなさい」ではなく、具体的に「何をどう学ぶか」指導することが必要です。
もしきちんと努力してもできなかったのだとしたら、それ以上を求めるのは間違いです。
そこまでしかできないという前提で、全体がそれをどうカバーするかを考える必要があります。
つまり、上手くいかないのは、個人の問題ではなく、システムの問題なのです。
人は皆持っているものが(長所も短所も特技も)違うのですから、皆が同じにできるわけもないし、必要もありません。
それぞれの持つものを活かし、不得手な部分をカバーし合い、全体として機能させることが大切です。
そういう風に考えたら、『文句』は出てくる必要がなくなりますよね。
出てくるのは、より良いシステムにするための『提案』です。
そうは言っても、「あのさぁ、、、」と文句が言いたくなってしまうことってありますよね。
でもよく考えてみてください。
そんなときって、自分に余裕がないときじゃないですか?
「自分はこんなに頑張っているのに、どうしてあなたは・・・」って気持ちになっていませんか?
物事の結果を他人のせいにしない、自分も含めたみんなの問題として考える。
他人は変えることはできません。
でも人は変わることができます。
お互いが、自分の良いところも悪いところも認め合うことが、その第一歩ではないでしょうか。