子どもを車に乗せるときはチャイルドシート・ジュニアシートを使用しましょう!
このことは乳児やまだ自分であまり動けない幼児については常識になってきたとは思いますが、年齢が上がってくると車の中を動き回っている姿を見かけることが少なくありません。
JAFと警察庁が行っているチャイルドシート使用状況調査によれば、
>>> 詳しい調査結果は右をクリック ★2022年調査はこちら ★2019年調査はこちら
◎チャイルドシート着用率(数値は2022年調査/2019年調査)
●1歳未満: 89.9% / 88.0%
●1~4歳: 76.7% / 72.4%
●5歳児: 53.5% / 48.0%
ということで、やはり年齢とともに装着率が下がっていることが分かります。
また、「チャイルドシートをつけているから安心」と簡単には言えことにも注意が必要です。
同じJAF&警察庁の調査によれば
◎チャイルドシート取付けにおけるミスユース(不十分な取り付け)率(2022年/2019年)
●乳児用: 27.8% / 43.3%
●幼児用: 41.4% / 60.9%
と、ミスユースの率が乳児用で3割、幼児用では4割もあることが分かっていて、その原因は下の図のように圧倒的に「腰ベルトの締付け不足(張力50N未満)=シートベルトによるチャイルドシートの固定が緩い」ということです。
ただ、このミスユースが2019年から2022年にかけて大幅に減っていることは朗報です。
ミスユースの原因がどちらの調査でもほとんど変わりないことから考えると、この減少の理由は「ISOFIXタイプの使用の増加」にあると思われます。
IOFIXはチャイルドシートにおける国際標準規格で、車のシート(基本的には後部座席の背もたれの一番下の部分)に設置されている固定金具に、ISOFIX対応チャイルドシートのコネクターを差し込んではめることで十分な固定力が発揮するもので、誰でも簡単に確実な装着が可能になります。(画像は国土交通省による平成30年度チャイルドシートアセスメントのパンフレットより)
>>>平成30年度チャイルドシートアセスメントの詳細はここをクリック
ぜひ皆さんの車のチャイルドシートの装着状況を見直してみませんか?