ここの所ウイルス性胃腸炎、中でもロタウイルス胃腸炎が増えています。
繰り返す嘔吐と発熱で始まり、その後水様性の下痢が続くことが特徴ですが、昔と比べると軽症が多く、何日も吐き続けて重度の脱水になり入院することは珍しくなりました。
とは言っても初日は嘔吐を繰り返すため、見ている保護者の方にとっては脱水が心配になるところですね。
そこで一生懸命水分を摂らせようと努力をしてくれるのですが、その方法を間違ってしまって、かえって嘔吐を誘発しているケースが少なくないので、注意が必要です。
嘔吐中の腸管は穴の開いたバケツのようなものですから、いつものように水分を入れてやっても、漏れるばかりで体の中には溜まってくれません。
穴の場所が底に近ければ、たくさん入れるほど漏れる量も増えてしまうことになりますが、穴の場所がどこかは残念ながら外からは見えないのです。
ではどうすれば…
穴が開いているとは言っても底がないわけではありませんから、少しの量にすれば漏れるのはわずかで済みます。
それを繰り返していけば、トータルとしてはたくさんの水分が入ることになります。
10×1 より1×10というのは、そんな意味です。
ちなみに最初に飲ませる量はスプーン1杯(5cc)程度から、もしくは氷を舐めて溶けたのを飲み込む程度。
数分おきにこれを繰り返しながら、徐々に1回量を増やしていきましょう。
飲ませるのはただの水やお茶より、経口補液剤と呼ばれるものが望ましいです。
薬局等で購入できますが、自宅で簡単に作ることもできるので、是非作り方を覚えてください。
水(ぬるま湯)1Lに砂糖40g(大さじ4)と塩2-3g(小さじ1/2くらい)、たったこれだけです。
味付けはレモンやグレープフルーツ(カリウム補給にもなる)がお勧めです。
繰り返す嘔吐と発熱で始まり、その後水様性の下痢が続くことが特徴ですが、昔と比べると軽症が多く、何日も吐き続けて重度の脱水になり入院することは珍しくなりました。
とは言っても初日は嘔吐を繰り返すため、見ている保護者の方にとっては脱水が心配になるところですね。
そこで一生懸命水分を摂らせようと努力をしてくれるのですが、その方法を間違ってしまって、かえって嘔吐を誘発しているケースが少なくないので、注意が必要です。
嘔吐中の腸管は穴の開いたバケツのようなものですから、いつものように水分を入れてやっても、漏れるばかりで体の中には溜まってくれません。
穴の場所が底に近ければ、たくさん入れるほど漏れる量も増えてしまうことになりますが、穴の場所がどこかは残念ながら外からは見えないのです。
ではどうすれば…
穴が開いているとは言っても底がないわけではありませんから、少しの量にすれば漏れるのはわずかで済みます。
それを繰り返していけば、トータルとしてはたくさんの水分が入ることになります。
10×1 より1×10というのは、そんな意味です。
ちなみに最初に飲ませる量はスプーン1杯(5cc)程度から、もしくは氷を舐めて溶けたのを飲み込む程度。
数分おきにこれを繰り返しながら、徐々に1回量を増やしていきましょう。
飲ませるのはただの水やお茶より、経口補液剤と呼ばれるものが望ましいです。
薬局等で購入できますが、自宅で簡単に作ることもできるので、是非作り方を覚えてください。
水(ぬるま湯)1Lに砂糖40g(大さじ4)と塩2-3g(小さじ1/2くらい)、たったこれだけです。
味付けはレモンやグレープフルーツ(カリウム補給にもなる)がお勧めです。