妻の姉が先週来ていた。妻はずっと姉と話をしていて、こんなにもおしゃべりだったんだと改めて思った。ずっと近くいたわけではないから、話の内容は分からないが、とにかく話が尽きることがなく、ずっと話している。また、人前ではちゃんと常識が働くので、私への文句も少なく、私としてはただ1つのことを除いてとても快適だった。その1つというのが、私は蛍族なのだが、ベランダへの通り道というか、ベランダに面した部屋に姉が寝ることになる。そうすると、夜中にタバコを吸いに行くことができないということだ。仕方なく、マンションから出て、駅の近くにある喫煙所へ行って吸った。我慢すれば良いことなのだが、それがなかなかできないのが喫煙者の弱点なのだ。
ところで、一番楽だったのは、食事のメニューを考えるということだった。二人だけでいると、どうしても妻中心のメニューになるが、私はどうも妻の好みが今一飲み込めていない。自分好みのメニューと妻の好みが違いすぎて、妻がどういう顔して食べるか想像すると、なかなかメニューが思いつかないのだ。ただ、好みに合っているときは、ほぼ完食するので分かる。残ったときはやはり味が悪かったのか、好みに合わなかったのか等々考えてしまう。
主婦は、こんな面倒なことをずっと毎日続けているのだから、偉いと改めて思った。もっとも、亭主はいつの間にか妻の味に慣らされてしまうことが多いし、料理について細かに注文を出すことも少ないと思うので、私程の悩みではないのかもしれないが、それにしても、やはり大変なことだと思う。私は単身赴任が14,15年続き、その間、自分で調理していたため、全く子どもの頃の味に戻ってしまっているということも大きく影響しているのだろうと思う。
妻の姉が帰り、また、いつもの生活に戻った。やれやれ、また、疲れるな!!