息子から動画が送られてきた。孫が離乳食を食べている動画だ。パクパクと、次から次へと平らげ、誇らしげにしている様子が映し出されていて、実に頼もしい。生まれてすぐにICUに入ったときはどうなることやらと心配したが、その後は、すこぶる元気で、日に日にできることが増えていく!この子は、将来、何になることだろう。
そう言えば、今日は成人の日。年寄りから見れば、若者はいつまでも子どもに見える。しかし、いつまでも子どもとして保護されていて良い筈はない。いつかはひとり立ちし、自分の行動に責任がことを自覚してもらわなくてはならない。成人は、1つの区切りなのだ。できる人もできない人も、それなりに自分の行動に責任を持ってもらう。それは、子どもの方の話だけではない。親も、子どもに任せることを決断するときでもある。
まあ、高学歴時代になって、仕事を始める時期は遅くなってきている。少し前までは22歳で大学を卒業したら、自活するのが当たり前だったが、今は、大学院(博士前期2年、博士後期3年)に行く人も増えてきて、経済的に自立は大分遅くなってきている。しかし、経済的には多少、親に依存するようなことはあっても、自分の意思で途を選んでのこと、その後の成り行きについては子ともが全面的に責任を負うことには間違いないのだ。
一方、選挙年齢が18歳に引き下げられ、人としての判断が求められる時期が早まっている。自立が遅くなっているのと逆の傾向が出てきている。この辺は非常に微妙だ。まあ、20歳になれば判断できると言うわけでもないし、18歳では判断できないということでもない。どんな材料を元に何を判断するのかということをしっかりと教えておく必要があるということなのだろう。それは学校任せにしていては何も始まらない。それに、学校が教えるとなると、色々と難しい問題も出てくる。政治の仕組みについて、きちんと親が子どもに教えて行かないといけないということなのだろう。