ワクチン接種で、感染を抑えられるという期待が大きかっただけに、世界各地から、ブレークスルー感染拡大の報告が出てきている。日本でも、ワクチン接種率が50%を超え、ワクチン接種者の感染者数が減ったという朗報と同時に、このところ、ブレークスルー感染も次々に報道されている。政府の規制緩和はまさしく勇み足といったところだろう。
こんな状況で、コロナ感染が始まった1年半を越え、早期にワクチン接種した人たちの抗体は減少し、三回目のワクチン接種が話題に上るなど、感染収束は相当先になるのではないかと思われる。
ワクチンを接種したから、コロナ感染はしないという誤った情報に踊らされるのではなく、地道に三密を避ける、消毒手洗い、マスク着用をするなど、基本的な感染予防を継続してのは当然のことだと思う。
しかし、短期間ならば、我慢の一手で、しのぐことはできるが、これほど長期間になって来ると、個々人が無理のない自粛生活について真剣に考えていく必要が出て来たように思う。感染の波を縫って、適度にミニ旅行を計画したり、友人と会って交遊したり、スマホのテレビ電話の機能を有効に活用し、旧交を温めたりといった取り得る手段を最大限に活用して、生活をエンジョイすることが大切なのだろうと思う。