数年前、千葉で起きた虐待による死亡事件が起き、児童相談所の対応が問題となった。そして、対応の在り方について、検討が加えられ、改善の動きがあったやに思うのだが、今度は、神奈川で、また悲惨な事件が起きてしまった。
一重に、児童相談所の非力さが際立っているように思う。児童相談所は、家庭裁判所に児童相談所の申し立てを棄却されたことを挙げているが、申し立ての根拠や立証に甘さがあったのでなかろうか?
ただ、この問題は、児童相談所だけに、問題があるとするのは、違うのではないかと思う。幼児虐待、児童虐待を阻止するには、周囲の人がもっと関心を持って、見守る、保護する姿勢が必要なのではないだろうかと思う。子どもは、社会全体で育てるという意識が日本では、薄いように思う。だから、自分の子どもに少し厳しい躾をして何が悪い、余計なお節介するんじゃないと言った理屈で、子どもを私物化する親が現れて来るのだと思う。
だから、児童虐待、幼児虐待を無くして行くためには、社会全体の意識を変えていく必要があると思う。