ドンマックのつらつら日記

離職してからの毎日の生活や愛犬モコ助のことを気楽につらつらと書き綴ってみようと思うオジサンなのであります。

ステロイドがゼロになった日!

2022-03-31 23:47:33 | 間質性肺炎


 こんばんは。
 世間では年度末で何かと慌ただしいようなのですが、すでに引退しているオジサンは毎日家の中で黙々と粛々とさびしく生きておるのであります。

 でも、やっぱり今思うと人と人のコミュニケーションは大切だなあと思いますね。
 自分にとって大事な人、そうでもない人、大好きな人、大嫌いな人、みんなが集まってひとつの社会を形成しており、その中で生活していくことで怒りや悲しみや喜びの感情が発生し、良くも悪くも充実した日々を送ることができていたんだなあ・・・。
 家にひとりでいても感情の変化はあまりなく、このままボケていってしまうのではないかと・・。
 なあんつぁって・・ご心配なく、それほど思い悩んでいる訳では無いですよ。

 さて、前置きはこのくらいにして・・(前置きだったんかい!)

 昨日は呼吸器内科の受診日でした。
 今回は血液検査や胸部レントゲンに加えて1年ぶりにCTや肺機能検査もあったので、診察にたどり着くまで5時間近くかかりました。
 3年以上も患者をやっているとこれも慣れたもので、採血後にはいそいそと売店に行き誰もいない食堂でゆったりと朝食をとり、待合室に帰るとバッグからスマホを取り出しニュースやブログを読み、ゲームをしたり、たまにはダウンロードしていた映画を見たりと、あまり退屈しないで過ごせるのであります。




 そして今回の結果ですが・・・
 前回と変わらず(悪化はしていないという意味)でした。

 他の間質性肺炎の方のブログを読むと、ステロイドに加えて免疫抑制剤や高価な抗線維化薬なども使っている方も多いですが、私の場合は非特異性間質性肺炎(NSIP)というステロイドが比較的効きやすいタイプでした。
 ステロイド単独1日35㎎投与から始まり、様子を見ながら徐々に徐々に減薬していき、この4か月間は最後の段階で0.25㎎を服用してきました。

 そして今回の検査結果を受けて、服薬開始から2年9か月で脱ステロイド、つまり薬がゼロになり治療終了という記念日になったのであります。
 まあ、残念ながら間質性肺炎という病気は肺の組織が線維化して固くなっていくという病気なので、私の肺も初診時にすでに炎症を起こしていた部分は元にもどりませんでしたが、頑張って持ちこたえてくれた無事な部分で普通に生活をしております。

 また、この病気は感染症などが原因で急激に悪化して重篤な状態になることもあると言われているのでこれからも安心はできません。

 でも、通院しだして初めて薬局の前を素通りすることができた昨日は青い空を見上げながら、ただ普通に歩けていること、普通に生活できていることに改めて感謝しながら家までの4㎞の帰り道を歩いて帰ったオジサンなのでした。



わざわざ花見に行かなくてもすぐ近くでも桜満開でした。

(参考)これまでの経過
 2018年の11月
  咳が続くので罹りつけ医を受診すると、国立病院を紹介され間質性肺炎と診断されるも酷くは無いので経過観察ということになる。
  その後、徐々に肺の炎症が拡がり、マーカーのKL-6が4,574まで上昇。
 2019年3月に気管支鏡検査、4月に外科手術による肺生検実施。
 2019年の6月に入院し治療開始。
  ステロイドとその副作用を防ぐために複数の薬を飲むだけの日々。
  薬効あり、徐々に薬を減らして7月末に25㎎で退院。
 2020年3月に退職。
 ※65歳まであと3年は働けたが、医療関係の職場は当時拡大中であったコロナの直撃を受ける危険があるので体を案じてやむなく退職。
  以後は仕事を続ける妻のサポートにまわり、家事全般をしながらの毎日。
  1,2か月ごとに受診し、様子を見ながらステロイドを減薬。

 2022年3月
  治療開始から2年9カ月。
  血液検査、胸部画像、肺機能検査等により普通の状態をほぼ維持しており、KL―6は700台まで低下。
  今回の検査結果をもって治療中止。
  もちろん、完治ということではなくこれからも定期観察が必要。