リターンプラモデリング

ガンプラを中心としてキャラもの模型を作ります

1/144ジム 旧キット製作2回(キットの解説2 ジム、ガンダム1/144旧キット徹底比較)

2010-05-13 21:47:45 | ガンプラ旧キット
今回は、ジムの試作機であるガンダムの1/144旧キットと徹底比較します

ガンプラには定番の改造があり、ザクが発売になったら旧ザクに改造、その逆で旧ザクが発売になったらザクに改造、というふうな改造が良く行われています
同様にガンダムが発売になったらジムに改造、その逆のジムが発売になったらガンダムに改造ということも行われていて、ガンダム1/144旧キット発売当時のホビージャパンにはガンダムをジムに改造という作例が載っていますが、掲載された時点でジム発売が決定していたので真似して改造した人はいないと思われます、またホビージャパン別冊HOW TO BUILD GUNDAMにもガンダムからジム改造作例は掲載されていません

さてこうして発売された1/144ジムですが 第1弾のガンダムの後発だけあっていろいろ変更している箇所があります、今回は変更箇所を詳細に検討してリターンプラモデリングのルールに反しない範囲でいいとこ取り改造を行いたいと思います、つまりジムをガンダムの試作にするということです


箱絵



組立説明書



部品配置

似ているけどまったく同じではありません


頭部

設定とおりに異なっています、可動は両者とも首の回転のみ


胴体
設定とおりに異なっている箇所
腰のボックスの有無
コクピットハッチの形状



他の変更箇所
腕取り付け方法の変更、可動のへたり防止のため胴体-肩の接続がラチェット式になりラチェットのつめが追加されている(ジム)




正面形状は同様です


ふちの厚さが厚くなっている(ジム)


ふちの厚さは外側に増えてます、上面は内側に増えている



内側に増えている分上腕に干渉しないよう切り欠きがあります



腕の取り付け方法の変更で取付け軸形状が異なっている(胴体の項参照)



上腕
形状はほとんど同じ


前腕の逆曲がり防止のストッパがない(ジム)
肘部分の面取りが異なる


前腕
設定では変化はないが、大幅に形状が異なっている
   

組み合わせてみた

ガンダムの方が大きさ的に合っている感じだが、肘関節回りはジムのほうが合っている感じがする

仮組したところ


正面


曲げたところ

可動範囲が狭くなっている(ジム)


手首

穴あき拳左右各1個(ガンダム)
上記にガンと一体整形の手首が付いている(ジム)


太もも
形状可動ともに同様]

股関節軸の軸受けが異なるが機構は同じ

  
肘関節下が延長されている

膝を曲げたときに隙間が開かないようになっている
可動範囲はほぼ同じ
 

無改造でガンダムに取り付け可能
 


下腿
設定とおりに異なっている箇所
膝の前面の形状
他の変更箇所
ふくらはぎ下部のえぐれ形状がふかくなっている(ジム)



足首
形状可動ともに同じ
   


ランドセル
設定の相違点以外は同様の形状
ノズルが追加されている(ジム)
  


シールド
窓が開口されている(ジム)



武器

ビームサーベル発振状態4本、収納状態にするには加工が必要
ビームライフル1個 グリップ部分は設定と異なり棒状(ガンダム)


ビームサーベル発振状態1本、収納状態1本
ビームスプレーガン1個 手首と一体整形(ジム)


以上のように相違点(改善点)がありますが、ジム旧キットからガンダムに改造というのは見たことないので、決定的な優劣はないと思われます、それだけ1/144ガンダム旧キットが優秀だったといえるでしょう

次回仮組み

今回はここまで
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1/144ジム 旧キット製作1回(キットの解説1)

2010-05-11 22:07:12 | ガンプラ旧キット
今回からまた新たな旧キットを製作します
旧キットもそれなりに売れているようで、あまり見かけなくなりました
うちではマウンテンサイクルから発掘してきたので、当分は旧キットには不自由しません、
当ブログを参考にして製作してみようと思った方でキットをお持ちでない方は、再販をお待ちください

発掘してきたキット

どちらをつくろうかな



いろいろ考えた結果、何件かあったリクエストのなかからジムにしました
ガンダムを期待していた人ごめんなさい、ガンダムはまた次の機会に


1/144ジム 旧キットについて

1/144ジム 旧キットは1981年にベストメカコレクションNo.17として発売されました、今から29年前です

箱絵


ジム操縦士シン少尉は付いていません

何話のどこに出ているのでしょうか

説明書


部品


袋から取り出す前に、説明書の部品図を確認して欠品や成型不良がないかを確認します、欠品や成型不良があったらレシートを添えて買ってきた店に行って交換してもらいましょう、これは買ってきたらすぐ行ってください、時間がたつと店での交換が難しくなってきます

開封してから、欠品や成型不良を見つけた場合
親切な店だと交換に応じてくれるかもしれませんが、だめなときはメーカーに問い合わせましょう、

部品全部


次回はジム、ガンダム1/144旧キット徹底比較です

今回はここまで
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プラ用接着剤テスト2 (結果発表)

2010-05-10 02:36:41 | 技法解説
前回作ったテスト片の表面を耐水ペーパーで仕上げ平滑にする

接着した部分は溶剤の影響で硬さや粘りが変化して耐水ペーパーの削れ方に差があるのではないかと考えたので、#600、#800の2種類の仕上げテスト片を作りその差を調べてみる

GSIクレオスのガンダムカラー CG101 ファントムグレーを接着部分に塗装する



さて、ここでテスト片の様子を写真で載せて説明する予定だったのですが、各接着剤使用時の明確な差がわかる写真が撮れなかったので、文章のみで説明します


  タミヤセメント
接着の状態は良好
#600と#800仕上げの差は見られません
端の部分に接着できてない箇所がある、これは接着剤の量が少なく貼り合わせる前に乾い てしまったためと考えられます


  タミヤセメント(流し込みタイプ)
接着の状態は良好
#600と#800仕上げの差は見られません
ところどころに線状のくぼみがある、これは接着剤流し込みを裏面から行ったために表側まで浸透しなかったためと考えられます


  Mr.セメント・リモネン系(流し込みタイプ)
接着の状態は良好
#600と#800仕上げの差は見られません
今回試した5種の接着剤の中でもっとも良好な仕上げです


  アクリルサンデー接着剤
接着の状態は良好
#600と#800仕上げの差は見られません
張り合わせの段差がひどく、余分なところに接着剤がはみ出したり、接着剤が流れ込んでいない箇所があったりしていますが、すべては注入器に原因があるので、本格使用するときは付属の注入機を使用せずに、注射器を使うこと、ゴムパッキン使用のものは溶剤でゴムがすぐに劣化するので、ガラス製のものが好ましい


  Mr.ジャストはけ塗り接着剤
接着の状態は良くない
耐水ペーパーで削るときに接着箇所が剥がれてしまった
接着できている箇所でも接着線が見える
短時間で接着できるので、急いで製作するときには有効
模型雑誌の作例では瞬間接着剤は多用されているので、使い方にコツがあるのかもしれません


実験の結果、接着剤のひけが原因の窪みは再現されませんでした
考えると強力に接着しようとして接着剤を付けすぎていたのかもしれません
そのためプラが余分に溶けてひけになっていたのかもしれません、しかし少ないと今回タミヤセメントの実験であったように貼り合わせる前に乾いてしまって接着が弱いということも起こります


  結論
今回最も成績の良いリモネン系接着剤を主に使用していきたいと思います
リモネンは溶剤に比べると揮発性が低いため少量使用でも張り合わせ前に乾いてしまうこともあまりなく、流し込みのときでも表面まで浸透しないうちに揮発するということもないと考えられので、このような好成績となったと考えられます、ただ乾燥には時間がかかりそうです

今後はオレンジの香りのリモネン接着剤を中心に使用します、残った接着剤は裏面とか内部で使用

次回からまたガンプラ旧キット製作に入ります

前の回を読む
プラ用接着剤テスト(使用接着剤説明)
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プラ用接着剤テスト(使用接着剤説明)

2010-05-09 02:32:50 | 技法解説
次のガンプラ旧キットに取り掛かる前に、接着剤テストをしておきます
接着線が窪んで塗装に入っているのに修正とかよくあるので、ここらで対策を考えておきます

テストする接着剤は写真の5種、右からタミヤセメント、タミヤセメント(流し込みタイプ)、Mr.セメント・リモネン系、アクリルサンデー接着剤、Mr.ジャストはけ塗り接着剤
下で詳しく解説します


タミヤセメント

プラモの主原料のスチロール樹脂を溶かす有機溶剤(シクロヘキサン、酢酸ブチル、アセトン)に樹脂を溶かした接着剤、有機溶剤が揮発した後、含有する樹脂が隙間を埋める役割をします
GSIクレオス、セメダインからも同様のものが発売されています



タミヤセメント(流し込みタイプ)

有機溶剤(酢酸ブチル、アセトン)のみの接着剤、接着する部品の隙間に流し込んで使用する
GSIクレオスからも同様のものが発売されています


Mr.セメント・リモネン系(流し込みタイプ)

オレンジから抽出したD-リモネンを使用したオレンジの香りの接着剤
タミヤからも同様のものが発売されていますが、タミヤのものは樹脂入りです


アクリルサンデー接着剤

成分 二塩化メチレン、本来はアクリル用ですが、ポリカーボネイト、スチロール樹脂にも使用できます、揮発性が極めて高くふたを閉めて置いていても揮発して無くなっていきます、注入機で接着する部分に流し込んで使用しますが、付属する注入機は使い勝手が悪いので本格使用するときは、本格的な注射器を用意する必要があります


Mr.ジャストはけ塗り接着剤

はけで塗るタイプの瞬間接着剤、はけで塗ることで適量塗布が容易です
成分は他の瞬間接着剤と同様のシアノアクリレート
使用時の注意
はけを長時間外に出したままにするとはけが固まること
ボトルのねじ山部分に接着剤を付着させないこと、ふたが開かなくなる
開封後は3ヶ月以内に使い切ってください
4gも入っています瞬間接着剤使い切ったことないなあ


プラ板を切出してテスト片を作ります


各々の接着剤でテスト片のプラ板を接着します


1種につき2個づつ作ります


次回は接合部分を耐水ペーパーで削って平滑にします
しかしこんなに接着剤あってどうするんだ、一生分ありそうだ

次の回を読む 
プラ用接着剤テスト2 (結果発表)

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1/144ジオング 旧キット製作115回(総括)

2010-05-06 00:38:17 | ガンプラ旧キット
ジオング製作の総括を行います




開始日 2008年10月7日
終了日 2010年 5月4日

日数  210日                (前回297日)down
回数  114回 約114時間 (1回 約1時間)  (前回80時間) up

1回   キットの解説          1回
2回   仮組              1回
3~42回 ポリキャップ組み込み     40回  (前回35回)up
43~76回 表面仕上げ          34回  (前回25回)up
77~81回 塗装1             5回
82~88回 手戻り1            7回
89~93回 塗装2             5回
94~100回 手戻り2           7回(計14回)(前回0回)up
101~113回 塗装3            4回(計14回)(前回16回)down
114回   総組立            1回

関節が腕部だけなのにポリキャップ組み込み工数が多くなっているのは、肘、首関節を新造しため

間接新造で工数が増えるのはしかたないことですが、関節の可動軸がずれているため
もう少し構造を検討して精度を出すようにする、


表面仕上げ工数の増大は外観に取付ける部品の増加と複雑化、スジ彫り増加と手直し工数増が原因

各部にある凹モールド、内側の仕上げなど工数がかかっています、凹モールドには工   数がかかる割には仕上げがきれいでない箇所があるので、全部作り直すとかした方が   良かった箇所とかもあります
スジ彫りは元のスジ彫りに合わせ彫れば問題ないと思ってフリーハンドで行った箇所   が彫がよれてしまったので、やり方を再検討する


手戻りの原因、スジ彫り、塗装の失敗、接着線とパテのひけの修正で手戻りしています

接着剤テストを行って最適な接着剤を探してみる
ひけが酷いところは、ポリパテで大き目の隙間を修正した箇所なので、大き目の隙間   埋めはエポキシパテ使用に切り替える


次回の目標

 製作期間を短くする
  作業効率を向上させる
  工作精度を向上させて手直しを減らす、主にスジ彫り
  できるだけ毎日作業をする
  使用する接着剤とパテの再検討
  塗装順番の見直し

 可動の精度を向上させる


集合写真、今までのリターンなモデルたち


次回製作の旧キットのリクエストがありましたらコメントに書き込みお願いします

目指せガンプラコンプリート
次回をお楽しみに
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1/144ジオング 旧キット製作114回(最終組立、完成)

2010-05-05 01:18:18 | ガンプラ旧キット
ついに今回で完成、長かった

胴体のサブノズルを接着します

正面


側面

噴射がスカートにあたって役に立ちそうもないですね

後面



底面のノズルを接着




腕部品の軸を差し込んで組み立てます



肩カバーと腕、頭部を本体に取付けて完成


正面


側面


後面



各部からの写真














ほんとに長かった
次回は総括
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1/144ジオング 旧キット製作113回(塗装23 細部塗装)

2010-05-04 01:24:55 | ガンプラ旧キット
塗装する箇所まだありました

腹部メガ粒子砲塗装
タミヤエナメルのガンメタで筆塗り塗装します



肩、頭部接続軸塗装

GSIクレオスのガンダムカラー CG101ファントムグレーで塗装


今回の作業


次回こそは総組立します

今回はここまで
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1/144ジオング 旧キット製作112回(塗装22 つや調整)

2010-05-03 20:34:58 | ガンプラ旧キット
メインノズル噴射口のつや修正

ほこりが付着している箇所を#1000耐水ペーパーで削り落とします


つや消しクリアーを再塗装する

問題解決したのではないでしょうかね


頭部

マスキングテープを剥がします



今回で塗装工程は終了、次回から総組立

さて、いよいよ完成が近づいてきました、次回作のリクエストがある方はコメント欄に書いてくださいね

今回はここまで
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1/144ジオング 旧キット製作111回(塗装21 つや調整)

2010-05-03 02:38:54 | ガンプラ旧キット
つや消しクリアーを塗装してつやを調整する


問題発生
84回で行ったメインノズル噴射口の修正した箇所がはっきりばれてます


つや消し添加剤の粒子が吹きつけと筆塗りで違ってしまうため、このようになったと考えるので、一旦つやありクリアーを吹いて表面を平滑して、その後つや消しクリアーを吹きつつや消しにします

つやありクリアー塗装

これでだめだったら再塗装だ

今回はここまで
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