イベントのために回送される旧型電車も今は運転士がいなくなってしまい見れなくなってしまいました。掘割になった同区間を吊り掛けモーター音を響かせながら走り抜ける光景は身震いした事を覚えています。 96,08,06 横浜―東神奈川 回9890M オリンパスOM1 TMX スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
日本の鉄道では蒸気機関車の動態保存はそれなりに継承され大井川鉄道のC11や山口線のC571号機に始まり今に至っています。いろいろ言いたいことはあっても生きた蒸機が今も見られることは素晴らしい事だと思います。それに対して近代車両は内燃機車両は限定的な構内とは言え片上鉄道や小坂鉄道などで内燃機車両が保存されています。その究極の姿がいすみ鉄道のキハ52とキハ58だと思います。
それに対して電気車の動態保存は1両もないのが現実です。教祖様(EF5861号機)さえも大井工場(東京総合車両所)で埃にかぶって保存されているに過ぎません。唯一電気車として動態保存されていたEF551号機も気が付けば大宮の廃車体展示場に収められています。今、EF65501号機が動態保存の域に入るかもしれませんが同一形式がまだ現役である以上動態保存とはとても思えません。このとこは保守側の技術継承と共に運転側の技術継承がされなかったという致命的失態があります。JR西日本のEF58150号機にしても末期はゴハチのハンドルを握れる人は数人にかおらず、また検修側でもゴハチの打ける人が皆無と言うお粗末な状態でした。このため各地で蒸気機関車が運転されているのに対して旧型電気機関車や旧型電車の動態保存は0と言うお粗末な現状が続いています。今更どうこう唱えても遅きに逸している事態ですがせめてこのクモハ40くらいは走る姿をいつまでも見たかったものです。
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