大宮駅前のキャバレーの裏に住んでいた同級生によるといつもはSGを噴き上げてやって来ると言う話でしたがこの日はどうした事か煙すら見えません。今も昔も大宮駅は鉄道の要所であることは変わりないのですがその質素なホームに時代を感じてしまいます。客車の上の跨線橋は荷物専用だと記憶しています。 74,12,18 大宮 荷41
たぶんこの時代は上野の高校生だった時代のはずです。勉強は落第しなければOKと自分なりのラインを引いて勉強に勤しんでいました。そんな低いクリアラインですので日々の鉄ちゃんの量は必然的に多くなって行きました。夏場の天気が良い日なら登校前に朝ブル、授業が終わればEF58重連の東海道線荷35レか東北線のEF57牽引の125レを撮影して帰宅と言うのが相場でした。たまに隅田川発品川行の荷2935レに原型のもっと近いEF1511号機が充当される情報を得るとアキバのホーム端で陣取っていることもありました。今みたいにネット情報のない時代でしたから登校して来た同級生の目撃談が貴重な情報源でした。その情報と手元の資料を突き合わせて放課後の予定と、翌日の登校前の撮影を計画する日々が続きました。その中でも印象深いのがすでに当時の時点で貴重な存在だったEF56です。当時、東北線と交流区間も含めて客車への暖房はEG(電気暖房)になっておりEGを持たないEF56は多客臨にもほとんど充当されずわずかにお昼頃隅田川駅を発車する荷41レに充当されるだけでした。この列車は走行時間と太陽の位置関係から隅田川駅の発車を撮るかあるいは太陽の一番低い時間に東北線で撮るかとかありませんでした。もちろん宝積寺あたりまで行けば光線が良い区間もあるのは承知していましたが金銭的理由と結構、EF58に運用変更される事もしばしばでリスクもあったのでほとんど同形式を撮影した記憶がありません。まぁEF56だけだったら遠征も考えたでしょうが当時は撮るものに事欠かなかったのであえて遠征する気にもなれなかったのも一つの要因でした。
この写真はその中で数少ない1枚で大宮駅で寝台列車や東北線・高崎線の客レあるいはEF15等の貨物列車を撮影していた中で撮影した貴重なEF56の1枚です。
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豊田机務段
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