そこそこ量があるとは認識していましたが数えたら５００本近いカセットテープがありました。通常のゴミ用のビニール袋で５ケにもなってしまいました。一度に出すとゴミ収集の人に嫌な顔をされそうなので、数回に分けて出すことにします。 １４，１２，１３ ｉｐｈｏｎｅ５
１３日は晴天の一日でしたが（その代り北風の強い寒い一日でもありました。）、午前中に小田急伊勢原―鶴巻温泉でＬＳＥを１本だけ撮影してから帰宅。昼寝をしてからかねてから気になっていたオーディオカセットテープの処分（廃棄）をしました。
私が２０歳代前半の頃は鉄ちゃんの次の趣味が音楽鑑賞でした。特に邦楽中心に楽しんでいましたがまだ若くその魅力が良くわからない（理解しがたい）のにジャズなども聞いていました。なんと何がなんだから解らないのに背伸びして深夜に六本木のジャズクラブに通った事もありました。
このころはまさかカセットテープが衰退するとは思いもせずせっせせっせとレコードを借りて来ては録音したものでした。しかしここ数年（ひょっとしたら１０年くらいかな？）、カセットデッキで音楽を聴いた記憶がありません。最近はＣＤを聴くと言うよりダビングの元媒体として認識し、ＣＤからＰＣに取り込んだ音楽データをｉｐｈｏｎｅ５に転送してそれをＢｌｕｅｔｏｏｔｈで直接スピーカーに飛ばして音楽を聴いていますが（最近はラジオも専らｉｐｈｏｎｅ５でラジコをＢｌｕｅｔｏｏｔｈスピーカーに飛ばして聴いています）、これほどオーディオ環境が激変するとは当時は考えもしませんでした。たしかカセットデッキを操作した最後はカセットデッキにテープをセットして再生スイッチを入れた瞬間、テープがローラーに巻き込んで絡まったテープを出すのに一苦労した時なはずです。
処分していたらラベルスペースからこんなお宝が出てきました。河合奈保子はおっぱいが大きいと八重歯が可愛いと言う理由で都庁の大先生のお気に入りだったのを思い出しました。山口百恵は我々世代ではＥＦ５８等の旧型電機と共に外せない思い入れのある青春の象徴です。しかしこの時代にすでにデビューしていて今なお不動の地位を降りていない（降りようとしない？）松田聖子の凄さを感じます。彼女がデビューした当時はまだ主電動機は直流しかなくチョッパー制御が出だした頃ではないでしょうか？もしかしたら彼女は抵抗制御かもしれません？一度、ＲＭの今なお現役で松田聖子特集をやったら？？？（笑） １４，１２，１３ ｉｐｈｏｎｅ５
若い頃、音楽を聴くと言うのはレコードか、それを録音（ダビング）したカセットテープでした。当然、国鉄の賃金ではレコードを右から左へ購入など出来ず、ましてコンサート等に行きたくても金銭的に厳しい状況でした。そのためどうやって音楽を楽しむかと言うところ流行り出したレンタルレコードショップでレコードを借りてはせっせと録音していました。今のダビングと異なりレコードに針を下ろして、それを録音するのですから時間がかかります。仕事が終わってレコードを借りて、夕食後に録音を始めると終わるのが深夜になってしまう事がよくありました。週末に借りれば良いのですが今のＴＵＴＡＹＡ等と異なり人気アーチストといえどもレコードは１枚しかなく争奪戦となってしまうのでお気に入りのアーチストの在庫があるのを見つけると目ざとく借りておかないと今度は何時借りれるかわかないからでした。またアナログのレコードですので盤面のチェックは店頭で相互に確認しているものの目に見えない傷があったりすると録音途中で雑音が入ります。その雑音が入ったかはちゃんと聞いていないと聞き逃すのでスピーカーの前から離れる事が出来ませんでした。ひとたび傷などで雑音が入ると録音は中止して翌日レンタルレコード屋に持ち込んでクレームで返金してもらうのですが、費やした時間は無駄になってしまい何とも言えない疲労感を感じた事も一度や二度ではなかった記憶があります。さらに厄介なのは蛍光灯の入切でもノイズが入る事があり家族にはなるべく電気は触らないで！と頼んだ事も懐かしく感じます。また、職場ではカセットデッキを何台も所有していた人が居て安く買ってきたカセットテープをダビングした上で体裁良くラベルを作って定価で譲ってくれて相手は小遣い稼ぎになるし、こちらもダビングの手間が省けるので結構利用させてもった記憶があります。
レコードからカセットテープへのダビングだとどうしてもラベルが手書きになってしまうのが不満の種でした。その不満を目ざとく商売としてのが純正カセットテープのラベルをコピーしてくれるサービスがありました。さすがに著作権があるのでコピー代とはせず紙代として１００円程度徴収されたと思います。後にワープロやコピー機が普及してこのサービスは消滅したと記憶してます。 １４，１２，１３ ｉｐｈｏｎｅ５
