まだ7時前、小鳥の囀りを聞きながら春の肌寒さに震えて待っていると、遠くからジョイント音が近づいて来ます。この撮影地はこの時期に、この5261レしか撮れない場所で何度か通って、やっと撮れただけに思い入れがあります。ホキ5700で統一された編成に思わずガッツポーズが出てしまいました。この時に吸った空気感が今も忘れられません。私にとって想い出の1枚です。 92,04,19 寄居―折原 5261レ TMX スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
二十歳代から三十歳代にかけてライフワークとして通う事になった八高線のDD51には、何十回、いや何百回と通っていても果たせなかった撮影地もあれば、なんとか撮影出来た撮影地もありました。中でも季節が良くなり太陽の登る位置が真東からどんどん東北東になり、さらに陽の出の時刻が早くなる事もあいまって普段は撮影出来ない場所で撮影が出来る様になり目星をつけた撮影地が撮れる様になり俄然忙しくなっていました。
一時期、この場所は残土が盛られていて良い足場になりました。水戸線川島からやって来るこの列車は常に編成が10両以上あり撮影し堪えがある列車でした。この時代が一番良かったのかもしれません。 92,04,17 用土―松久 5290レ TMY スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
特に八高線は早朝に八王子―寄居間に2本の貨物列車が設定され(5291レと5293レですが列番を5261レと5263レとして運転していた時期もあります。)これが良い被写体になりました。当然、家を出るのが深夜とか前夜になるのが当たり前でした。金子駅前や高麗川、あるいは明覚駅前で○ヨした事も何度もありました。しかし、あの頃は若かったし、八高線に熱中していのたので全く苦にはなりませんでした。
寄居以北のみの運転ながら水戸線発着の5290レ・5291レも光線が良い時間帯に八高線を通過する上に編成も長く撮り堪えのある列車で良く撮影した覚えがあります。また寄居―八王子間にDD51の重連で運転され人気のあった5264レ(一時期は5294レと呼ばれた時期もあります)の機関車を高崎から寄居に送り込む列車も所定は重連回送ながら日によっては数両のホッパー車を牽引する時があり良く追っかけたものでした。
八高線の春は金子駅や明覚駅等の桜が有名ですが用土駅の桜も大木でお気に入りでした。晩年は凄い人出でしたが、この頃は桜が満開の日でも鉄ちゃんは私だけで列車間合いには駅員さんにお茶を振る舞ってもらい世間話に華を咲かせたこともありました。
また沿線には新緑も綺麗な区間が多数あり桜が終わった数日間しか撮れないのでこれを狙いにこの時期は休みを申し込んで八高線を撮影していた時代でした。
桜が散ると新緑の季節となります。桜以上に気をつけないと一瞬にして時期を外してしまうのが新緑です。5294レはDD51の重連で人気のある列車でしたが定数いっぱいの現車13車の日もあるのに対して写真の様に現車8車の日もありました。やはり8車だとちょっと迫力不足なのは否めませんでした。 92,04,17 高麗川―毛呂 5294レ TMX スキャナー : Nikon COOLSCAN ⅣED
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