車内では起き立ての乗客が宛てもなく外を眺める夜行列車独特な光景が見られました。まだみずみずしい太陽が注ぐ中を”カシオペア”走り抜けて行きます。 15,04,12 日和田―郡山 8010レ 06:12頃 Canon EOS7D MarkⅡ
春の行楽シーズンを迎え各地で走る復活蒸機も運転再開のニュースが各地から入って来ていまが磐越西線の゛ばんえつ物語号゛(略称:ばん物)は牽引機のC57180号機が全般検査のため入場していてSL運転が出来ません。もともと同列車は観光列車ですからC57180号機が出場するまで運転をしなくても良いのですが幸か不幸か福島県は平成27年度前期のデスティネーションキャンペーン(DC)開催地となり゛SLがありません。だから何もしません゛とはいかかない様です。そのためC57180号機の代役でDE10が゛ばん物゛客車を牽引して何日か運転しています。また鉄ちゃんウケを狙ったのか゛目先゛を変えるために今や日本でここだけとなった高崎のオリジナル塗装の青い12系を借り受けての運転が04月11日・12日と25日および26日に゛DL青い12系客車号゛としてばん物のスジで運転が設定されました。私の様なへそ曲がりは(私の周囲誰とは言いませんが一部のヘソ曲者も含めて)蒸機よりもDL撮影の方が萌え、さらにイベント用とは言え青い12系に団体臨時列車華やかな時代を彷彿させる゛DL青い12系客車号゛は格好の被写体となります。磐越西線に青い客車が走ると言うニュースに奮い立ったのは言うまでもありませんでした。是非、一度は撮影したいと画策し天気が良さそうな12日は湘南チサ區様と出撃することになりました。
磐越西線撮影の前日となる11日は天気は悪かったものの富士急の寿・東桂・田野倉の各駅で桜のライトアップをしていると言う情報を得て寄り道をしてみましたが、桜鑑賞対象のライトアップであって、列車と桜を絡めて撮影するためのライトアップではないので思うような撮影が出来ず、なにも成果なく足取り重く引き上げる羽目になってしまいました。ライトアップ終了後は現地でお出会った那須啓さんを大月駅で突放して(那須さんには゛都内まで送るヨ!゛とお誘いしましたがお出掛けパスを購入しているので意地でも電車で帰るとの事でした)、大月ICから中央道に乗りました。普段とは違う時間にいつもと違う上り線をひた走り首都高に入ってから中央環状線経由で東北道に入り、またまたひたすら北上し、郡山には1時過ぎに到着。目星をつけていた撮影地近くで仮眠して夜明けを待ちました。
磐越道で峠を越えて会津に入ると磐梯山がお出迎えしてくりました。そして会津盆地に入るとありがたくない霧がお出迎えを食らってしまいました。 14,04,12 06:30頃 iPhone5s カメラ機能にて撮影
疲れていたのか、歳なのかかなりの爆睡を覚え、小鳥のさえずりが聞こえ目を覚ますと5時前でした。天気は快晴で東の空は赤く染まってます。これは期待が持てます。まずは付近でコンビニを探して朝食を買い求めます。まず朝の修行はは今秋に廃止が取りざたされている゛カシオペア゛を日和田ー郡山間で撮影をする事にしました。前段でご同行いただいた湘南チサ區様と撮影地を検討しましたが桜と東北線を絡める撮影地と言えば大河原くらいしか頭に浮かばず手堅いところで以前に撮影した事のあるこの撮影地にしました。この撮影地は東北新幹線から見えるのに雑誌どころかネットにも紹介されていない撮影地なのですが、それでも数人の鉄ちゃんの姿がありビックリしました。
今年の4月は悪天候続きでストレスが溜まっていましたが、それを一気に解消するような朝のクリアな光線で8010レ゛カシオペア゛をドピーカンで撮影出来て朝から解脱させてもらいました。
撮影後は郡山西ICから磐越道に乗り只見線へ転戦します。時期がまだ早いながらもひょっとすると只見線沿線に桜が少しは咲いているのでは?と期待を持って訪れましたが、郡山は桜は満開だったのですが中山峠からは冬景色に変わってしまいました。坂下ICで磐越道を降りて只見線沿線を走り始めるとやはり期待は儚い夢であった事がわかりました。思った通り季節はまだまだ早く、残雪もかなりあり梅もまだ咲いていない情況でした。まぁ~桜はなくとも只見線は四季を撮影をするのが目的なので残雪の中を撮影出来ればそれはそれでOKな訳なんです。
只見線沿線は桜を期待してたのですがまだまだ冬景色でした。桜は4月下旬でしょうか? 15,04,12 滝谷 426D 09:22頃 Canon EOS7D MarkⅡ
霧も出ていていたので霧が薄く陽射しのある区間を選びながら撮影地を探します。ロケハンをして会津柳津ー会津坂本で424Dを、滝谷で425Dと426Dを撮影することにしました。時間が経過すると共に急速に霧は切れて真っ青な空が広がってました。3本のDCを撮影して只見線の撮影は終了。次は本日のメインである9226レ゛DL青い12系客車号゛を撮影するために磐越西線へ移動します。ご同行いただいた湘南チサ區様とあれやこれやと撮影地を検討しましたが快晴で飯豊の山が綺麗に見えているので日出谷の定番撮影地に向かう事にしました。日出谷の撮影地には通過1時間前に到着しました。鉄ちゃんもそこそこ到着していましたが、それぞれの三脚を立ててのんびり雑談している情況で、まだまだのんびりしたものです。従って自分の立ち位置も好きに選べる情況でした。三脚を立てて仮眠しているとぞくぞくと鉄ちゃんが到着して来るのがわかります。ざわざわしだして、そろそろ時間が近いことがわかります。
定番撮影地で定番の構図で撮影していながら満足感を得られる撮影地も珍しいのでは?。 15,04,12 鹿瀬―日出谷 9226レ 11:39頃 Canon EOS7D
お目当ての9226レ゛DL青い12系客車号゛は幸いにもフル露出で山もバッチリ出ている状態で撮影出来てまずは満足です。追っかけはしない事になっていたのでゆっくりカメラを仕舞い撮影地では最後に撤収しました。予定では野沢の街で昼食を摂るために食堂へ直行の予定でした。のんびり車を走らせているとなんと追っかけの車列の最後尾に追い付いてしまいました。さらに予期しなかった事ですが国道49号に出て走ると゛DL青い12系客車号゛を追い抜いてしまった様です。それは上野尻あたりで鉄ちゃんがまだカメラを構えていて撤収の様子がないことでわかりました。せっかく先行したのですから撮影しない手はありません。急遽、国道49号を左折し、さゆり公園から右折して野沢中学校の体育館へ向かったのですが、カメラバックを背負い小走りに体育館裏に到着すると他の鉄ちゃんの姿はなくビックリ!です。
現地に到着してカメラをセットするとほどなく汽笛が聞こえ9226レ゛DL青い12系客車号゛がやって来ました。予定にない撮影でバリ晴で撮影出来てお得意感に浸りテンションも上がります。
野沢の同気は一度立ち寄ると病みつきになる食堂です。以前、コートを忘れてしまいおおごとにになったので今回はパーカーを車の中に置いて入店しました。 15,04,12 12:47頃 iPhone5s カメラ機能にて撮影
撮影後は予定していた野沢の゛同気゛で昼食を頂きます。最近、野沢は喜多方に倣って醤油ラーメンの街として認知度を上げていますので街の至るところで列をなすラーメン屋が目につきます。゛同気゛は肉料理がメインでラーメンはサブメニューですから並んでは居ませんでした。このお店のメインメニューは肉料理です。さらに逸品と言えば馬刺が有名です。地元では人気店であるために入店時はすぐに入れましたが、しばらくすると満席となり、すぐに店内で列が出来る程でした。私は焼肉定食。湘南チサ區様はしょうが焼き定食を注文しましたがどちらもおかずがすごいボリュームで大食漢の二人でも満腹で文句ナシでした。
満腹になれば眠くなります。食後は荻野ー山都の撮影地近くに木陰を見つけて、小一時間昼寝をしてスッキリして行動開始です。
゛DL青い12系客車号゛の復路である9233レの撮影地をロケハンします。蒸機列車ではないので煙は関係なく撮影地は早く見つかると思いきや、なんやかやかでなかなか定まらず、結局は時間切れみたいに山都の鉄橋で撮影する事にしました。
山都の鉄橋で撮影すると追っ掛け隊の車列の最後尾について移動します。途中、野沢の県道と国道49号の交差点近くで派手なクラッシュ(交通事故現場)に遭遇しました。また暴走鉄ちゃん車と現地の人の事故かと最悪の事態を危惧しましたがどうやら地元の方同士の事故の様です。かなり派手に大破している割りに両車とも乗っていた人に大きな怪我はない様子でまずは安心です。飛び散った部品を避けて走るので現場は鉄ちゃん車で少し渋滞していましたが無事通過。国道49号に出ると昼頃以上に飯豊の山々が綺麗に見えています。これは撮らずにはいられません。上野尻のオーバークロスから急遽右折して撮影地を探します。幸いにも後追いながらも私好みの撮影ポイントを見つけて三脚を立てます。
ほどなく9233レ゛DL青い12系客車号゛は通過。飯豊バックに青い12系に解脱の1枚が撮影出来ました。
いろいろなサイトでも批判されていますが2エンド側のヘッドマークは何とかならないんでしょうか?ヘッドマークが無いのが一番なんですがぁ! 15,04,12 野沢―上野尻 9233レ 16:41頃 Canon EOS7D
その後は津川あたりで撮影が出来ないかと北上しましたが良い撮影地もなく、さらに西側に雲が出てきて゛ムダ!ムダ!゛モードになり馬下の撮影地を横に見ながら帰路につきました。
今回は初めて関越ー圏央道経由で茅ヶ崎ICに出ると言う今まで考えられなかったルートで帰宅します。馬下から村松ー栃尾ー上条経由で村松を18時前に通過し上条が19時ちょうどでこのルートはなかなか良い短絡路です。小出ICから関越道に入る前に夕食を摂るために以前にも入った食堂に立ち寄りましたが注文してから料理が出て来るまで30分以上費やし、順調に走った意味が失われてしまいました。結局、小出ICを20時少し前に乗りました。18時頃はさすがに東松山あたりで10キロ単位で渋滞していた関越道ですが、この時間になると渋滞も解消し順調に走れます。圏央道茅ヶ崎南ICを通過したのは小出ICを通過してから3時間を切っていました。
湘南チサ區様宅に23時前に、私の自宅に23:15頃に到着しましたが馬下から夕食をゆっくり摂って、さらにのんびり走って自宅まで5時間はなかなかの好成績だと思います。
天候に恵まれない今年の春ですが12日は満足の行く一日になった様です。
飯豊の山がきれいに出でいてこのカットしか考えられませんでした。青い12系はかつての野沢大山臨を彷彿させてくれます。 15,04,12 野沢―上野尻 9233レ 16:41頃 Canon EOS7D MarkⅡ
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