E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

アジャ・パー IN インド 「ネール大学」

2011-01-25 23:44:47 | アジア

【ネール大学:ビックリ度★★★★★5星+★★2星】

           (ガネーシャ)

インドの友人の家は「ネール大学」の校内にあります。
ネール大学は国立で日本の東京大学に当たります。

広大な敷地の中に学生が寮生活をしています。
6000人の学生がいますが、先生は500人くらいです。
ビックリしたのはその同じ敷地の外側に教授の家が放射状に並んでいます。
四六時中そばにいる教授や学生が研究のための議論ができるようです。

先生は瀟洒な3階建てのレンガ造りの一軒家で
広いガーデンがあり、庭師が毎日庭の管理と、水やりをしています。
木組みの小屋があり餌をちりばめて、毎日飛んでくる
孔雀を大事に育てています。地上から3階の屋根まで軽々飛んだので
ビックリ仰天。
8羽はくるそうで、インドでは孔雀は女神様の乗り物といって
大事にされています。

牛は神様の使いで大事にされることは有名ですが・・・、孔雀とは・・・。
敬虔なヒンズー教徒で、夕食前からお線香を焚き、中庭の中心に納めている
ガネーシャ神にお祈りし、その後3階の特別室の祭壇でのお祈りを見せてくださいました。
ちなみにガネーシャ神の像をお庭の中央に置くとすべてを守ってくれて
玄関に置くとお金持ちになるそうです。
「アジャ・パー。我が家では2階においてある。ヤバイ・・・」

インド料理をご馳走になり美味しかったです。
マルチスズキの自動車に乗っておられました。
途中で、前はネール大学の教授で今は別の大学の学長をなさっているご夫婦が一時間くらい車を走らせたずねてこられ、紹介していただき、楽しい時間を過ごせました。
6時頃から11時までお邪魔しました。素晴らしく良い時間をセットしてくださり、
心から感謝です。
帰りに見た校内の光景はあちこちに白熱電球が暖かい光を放ち、夜遅いのに
学生達が、会話を楽しんでいました。
騒いでいるのではなく、静かに議論している姿がまるでパリの公園のような雰囲気でした。
議論好きで教授は学生との接触も頻繁にあるらしく、
授業時間外にもそばに来て質問するので、多忙だと苦笑されていました。

学生は優秀で、授業料は政府の負担がおおく、私は日本の授業料と比べた時、ほぼ無料と思ってしまいました。
寮費も政府の援助があり、ほぼ無料で一人当たり月にRs20(40円・チャイ2杯分)です。
それを大学側が値上げしようとすると、皆が抗議して抵抗するので値上げは、 ままならないと笑って教えてくださいました。

安くて優秀なので世界中から受験に来るそうで毎年10万人以上の受験者で
50倍の倍率だそうです。
ですから、いいアイデアが浮かび研究に弾みがつくそうです。
数学の元祖のお国ということが良く分かりました。

「キャー!アジャ・パー・ネール大学のすんごいこと」
めちゃめちゃ日本とちゃうでー。
アメリカのマサチューセッツ工科大学とインド工科大学はよく並べられます。
今後のITの大学として世界で有名です。
ネール大学は寝る大学くらいに思っていましたが、とんでもありません。
授業も行かずに寝ているのは日本の大学生ばかりです。、
4年間ゆったリズムで過ごします。これを3年にし、忙しくさせ、アルバイトの必要の無いように
インド方式にすれば、優秀な子が世界中から来るかもしれません。
また、英語にすることも大事でしょう。
「日本に留学したい学生はいますか?」

応えは「日本は非常に高価すぎて、支払えない」でした。
「アジャパー・日本だめジャン」
何度も、インドに感心した夜でした。

♪みんな光ってみんなE♪

♪著名人 インドを吸って 大成功♪

滝井なみき


アジャ・パー IN インド「英国学校」

2011-01-25 18:54:34 | アジア

アジャ・パー(アジア・パワーの驚異を皆さんに伝えたくって
早口で言うとこう聞こえる)IN インド

【英国学校:★★★★★ビックリ度5星】

ブリティッシュスクールにお子様を通わせている方からの

嬉しいお誘いでインド・各国大使館のあるデリーに出かけました。

インターナショナルスクールのナショナル・ディなので各国から人種が集まり、肌の色も様々でした。

会場は運動場を美しい布で飾り、思わず「ビユティフル」と、センスのよさに絶叫。
設営された各国のブースにいろんな料理が売られていて、チケットを購入して好きなものをゲットしていきました。

一年前にインドの会議に出席した私は、中庭の立食で大きな取り皿の上に乗せたタンドリーチキンにフォークをさして口に入れようとしたとたんに
カラスに持って行かれて嫌な目に会いました。

ホテルの給仕人が70センチはある長いスープ用のお玉を
天空にめがけて振り回して追っ払ってくれた苦い経験がありました。
そのときのカラスって、とても大きな物体に感じました。

そんな経験からインドの青空会食は危険と思っていたけど、
さすが英国です。
多色の布地が大空に揺れ、カラスは高い空を悔しげに空転していました。
稲刈りの案山子の役目をしてくれました。

インドに日本人が多く住み始めています。
日本人学校も生徒が増えて年少児は満員になり欠員待ちだそうです。
スクールバスも注文していますが間に合わないようで、小中学生も新規入学者は親の送り迎えを実施中と、伺いました。

慣れない食材でお弁当をつくり運転手付き自家用車で送迎です。
一仕事です。
東京の満員電車に小一時間かけて往復するより子どもはラッキーです。
親子の会話は弾みますので仲良しです。

海外駐在の長い家庭はお子さんの教育が一番心配です。
ブリティッシュ・スクールも結構な授業料を支払うので、
3家族の日本人しかいないということでした。

担任の先生によって英語のニュアンスやアクセントが違うので当たりはずれがあるそうです。

そこに、今度東京から赴任する予定のご両親と高校生が参観に来ていました。
校長先生に面談し、今日のイベントに参加していれば日本人が来ますから色々聞いてくださいと、言われたそうで、数時間後に帰国のための飛行機の時間を気にしながら思う存分質問していました。こちらの日本人は皆さん初対面でも親戚以上のお付き合いがありますので、
安心しておられました。
そう思えば都会では日本にいる日本人は誰もが知らん顔ですもの。

私は、チケットでイギリスのフィッシュ&チップスや
珍しいクエートやイスラエルのお菓子を購入しました。
イスラエル人はユダヤ人で大富豪が多い国です。
青年期にこういう世界中の知り合いができると、
将来素敵な予感がありますね。

♪豊かさや 国際的に 羽ばたけり♪

♪みんな光ってみんなE♪

  ナキ 滝井なみき