緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

(2)高度医療機関の救急対応

2007年07月24日 | 医療

1回目は、紹介状を見てその大学病院も
膀胱洗浄をし、対応してくれたのだそうです。

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同様のことが、また起こり、2回目・・・

再度、大学病院の救急にかかったそうです。

「治療をしている病院が
 あなたの救急的なサポートをしないということは
 自分には許せない。
 あなたには、本当に悪いと思うけれど
 今日は帰ってほしい」

主治医である高度医療機関にも行けず
待合で、一生懸命下腹部をマッサージし
血液の塊で栓になっている膀胱を刺激し続けたそうです。

幸い、マッサージの効果があって
排尿があり、自宅に帰ったと・・

その後、激痛と発熱があり
今度は、時間外ではなく
高度医療機関の日中の外来にかかり
入院になったのだそうです。

原発がんの主治医の診療科での入院でしたが
緩和ケアチームが治療を行っていたとき
主治医に、言われたのだそうです。

「死に場所をさがしなさい。
 ここは、あなたが入院するところではない


果たして、本当にこういう言葉を使ったのか
それは、定かではありませんが
ご本人は、言われた言葉をそう理解されていました。

娘さんと、ポロポロ涙を流されながら
ここまでの経緯をお話くださいました。
(続きます)
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