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前回、口腔ケアのことについて、お話したが、最近、「海外において、アレディア及び/又はゾメタを投与された患者に、顎の病変(主に顎骨壊死)があらわれたとの報告があり・・」 (http://www.aredia.jp/medical/news.html) という情報をもらった。
骨には、破骨細胞と増骨細胞があり、増やしながら壊し、硬い骨を維持している。
がんの転移などで破骨細胞の活動性が高まると溶骨性変化を来たし、もろくなり、痛みが出る。 ゾレンドロネート(ゾメタ)などのビスフォスフォネート系の薬剤は、この破骨細胞の活動性を抑制する薬剤である。なので、この顎骨壊死は、てっきり破骨細胞を抑えたために起こるのかと思っていた。
が、血管新生抑制によるものなのだそうだ。
このビスフォスフォネート系の薬剤は、腫瘍増殖抑制作用などで延命効果があると聞いていたが、血管新生抑制、つまり、がんの兵糧攻め効果があるということ・・
それによって、顎骨壊死に至ったということだとしたら・・・
本当に兵糧攻めとして効くのだなあと、副作用を聞いて効果の手ごたえを感じた。
副作用に注意をしながら、上手に使っていくことが大切だと改めて思った。 口腔ケアはやはり大切!
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