このところ、ここには書けない様な出来事が続き、ちょっと疲弊ぎみです。
こんなときは、無茶苦茶真面目な医療の話を・・
専門的な話ですみません。
膵癌末期
日単位で病状が動きはじめてた患者さん。
せん妄がではじめ
ハロペリドール5mgが眠前に数時間かけて連日点滴され
そこにミタゾラムが少量点滴されている状態でした。
(5mg/日持続24時間)
これではまったく眠れないから
もう少し深い鎮静にしたいけれど
以前、血中酸素低下を認めたことがあるということで
相談を受け、日中にミタゾラムの増量を
緩和ケア科の観察下で行っていくことになりました。
ミタゾラム(10mg)1Aを生食を加えて50mlにしたものが
投与されていましたので
これを7ml/h(35mg/日ペース)に上げたところ
良い感じてウトウトできていたと聞きました。
ところが、急に目覚めたかと思うと
両上肢に不随運動を認め始めました。
ハロペリドール5mgは連夜投与されていましたので
錐体外路症状かと思ったのですが
上肢にジャックナイフのような硬さはなく
不安定にプルプルと震えています。
手は、何かを持っていないと保持できません・・
なに・・これは・・
明日に続きます。