北京オリンピック選考を兼ねた今日の大阪国際女子マラソン
途中つけたTV。
30km位でした。
そこでは、福士がトップで走っていました。
そろそろゴールかな・・と
再度、TVへ。
マーラ ヤマウチ優勝。
福士は、足が動かず、フラフラの状態で
何度も転倒しながら、TV番組ぎりぎりでゴール。
(後で19位だったと知りました)
沢山の伴走者とトラックに入ってからの歓声は
福士のがんばりを称えていました。
福士は失速、森本が2位 大阪国際女子マラソン(共同通信) - goo ニュース
・・・ふと、思い出しました。
解説者の一人、増田明美さんが
NHKの「課外授業!ようこそ先輩」に出ていた番組を。
灼熱のロス五輪で
増田は棄権。
アンデルセンが、フラフラになりながらゴールしました。
それを、小学生とビデオで見ながら
「走れたのに気持ちに負けて終わった自分と
ゴールに向かって進む彼女の姿は対照的だった。
なぜそこまでして走るの?」
そう、疑問を抱え、悩んだ日々のこと。
金メダルのプレッシャーとの戦いから開放され
ある日、自分は走ることが好きだったことに気がついたこと。
マラソンで脚光を浴びていた増田さん。
そんな増田さんが、弱い自分をさらけ出し
子供達に、真の喜びを知ってもらおうと
語りかけていました。
飛躍しているかもしれないけれど
何故、走るのかという疑問は
何故、生きているのかという命題に繋がるような
そんな印象をもったことを覚えています。
今日、ゴールをTVで見ていて
一番気になったのが、解説席に座っていた増田明美さんでした。
どんな気持ちで福士さんを見ていたのだろうかと
胸があつくなりました。
マラソンの結果を知りました。
増田明美さんのエピソードも合わせて知り、
なんとも言葉にならないのですが、
胸がいっぱいになりました。
それをお伝えしたくなりました。
何故生きるのか。
そして、必死になる中、
見失いかける自分。
でも、そこから何かを見つけることができる。
人って強いですね…
勝つためじゃないのよ、楽しむために走るのよ、目や耳を澄ますと、落ち葉を踏む音や青い空や、いっぱい楽しいことに気がつくでしょ。という増田さんの言葉、改めて反芻しています。
ありがとう、kanaさん。