改めてここにシリーズで「死すべき定め」の記事を再掲したいと思います。
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アトゥール・ガワンデ
アメリカの外科医、著作家、公衆衛生研究者。ボストンのブリガム・アンド・ウィメンズ病院で一般外科学と内分泌外科学を担当している。ハーバード大学公衆衛生学部の健康政策・管理の教授であり、ハーバード大学医学大学院の外科学教授でもある。公衆衛生研究者としては、アリアドネ研究所の健康システム合同改革センターの部長であり、世界全体で手術死を減らすために活動している非営利団体である、ライフボックスの理事長でもある。
Wikipedia
2004年刊行された
complications「コード・ブルー」の著者
というとわかりやすいかもしれません。
素晴らしい文を
断片的に読むことがありました。
そこから、
あるきっかけで、
Being Mortal
「死すべき定め」
(2016年 A/ガワンデ 原井宏明訳 みすず書房)
を知り、是非1冊読みたいと思い、
この週末Webで購入しました。
この本のキーワードとしては
外科医、救命、ERといった言葉が
想定されていました。
手に取って、一番驚いたこと・・・
端々に、ホスピスケア(緩和ケア)という言葉が出てくること
(救命救急医、救急外科医なのですが!)
そして、ガワンデは
実にホスピスケアの本質を認識し、
意味をとらえ、実際の患者の描写を通して、
それを伝えていたことでした。
アマゾンの内容紹介より
「豊かに死ぬ」ために必要なことを、私たちはこんなにも知らない
今日、医学は人類史上かつてないほど人の命を救えるようになった。しかし同時に、寿命が大きく延びたことにより、人はがんなどの重篤な病いと闘う機会が増えた。老人ホームやホスピスなど家族以外の人々も終末期に関わるようになり、死との向き合い方そのものが変わってしまったのである。
この「新しい終末期」において、医師やまわりの人々は死にゆく人に何ができるのだろうか?
圧倒的な取材力と構成力で読む者を引き込んでゆく、迫真の人間ドラマ。
現役外科医にして「ニューヨーカー」誌のライターでもある著者ガワンデが、
圧倒的な取材力と構成力で読む者を引き込んでゆく医療ノンフィクション。
次回までに、もう少し、読み進めてみたいと思います。
(2018年7月の記事の再掲)