緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

3連休・・

2024年02月12日 | 社会時事
小澤征爾さん亡くなられました・・
30年位前、留学先のアメリカのアナーバーという小さな街のホールにボストンフィルと小澤さんが来てくれました。初めてライブでの小澤さんのオーケストラでした。非の打ちどころがない音楽に、観衆は礼儀正しく歓喜していました。(日本的な穏やかな街でした)アンコール曲は得意のラデッキー行進曲だったように記憶しているのですが、一曲演奏したら、サラッと終わってしまいました。拍子抜けというか、狂喜乱舞することのない、静かすぎる聴衆に気分を害されたのかな・・と終わった後、家族や周りのアメリカ人と話したりしながら、帰路についたことを思い出しました。1990年代の話でした。




先週は、六本木のテレビ朝日からのライブ発信でした。
テレビ配信は、照明の強さを一定にするために、窓のない部屋で調整するものだと思っていましたが・・
後ろが窓!
テレビ局で随分違うものだなあ・・
というか、
今は光の量や質のコントロールできるのだなあと感心。
週末だったのでとても静かでした。
終わった後の打ち上げでは、スタッフの方やアナウンサーの武内さんも参加されて、悲喜こもごも・・色々な話で盛り上がりました。




次は今度の土曜日。
こちらは学会のプレイベントです。

日本サポーティブケア学会は、がんの副作用やサポートに注目した学会です。
今年5月に埼玉で学術集会が開催されます。
そのプレの市民公開講座です。
大会長の渡邊清高先生、色々な仕掛けを作るのがとても上手いのです。
そこでお話しする機会を頂きました。

第9回日本サポーティブケア学会学術集会
プレイベント 市民公開講座
2024年2月17日(土)13時~15時
がんになっても尊厳をもって安心して暮らせる社会へ2024

知っておきたいがんロコモ
骨転移の治療や筋力が低下して転びやすくなったりすることを整形やリハ、栄養、緩和などで集学的な取り組みを行っています。

診察室の内と外からの患者・市民参画
 診察室の中の参画は、
イリノテカンの下痢のコントロールには患者さんの協力が欠かせないのですが、
その事例を。
 診察室の外の参画は、
自分のためではないけれど社会のために国を挙げて進めようとしていることについて話していこうと思っています。

そして、患者さんの立場からもお話があります。

下をポチっとして申し込むと、ZoomのURLが送られてきます。
当日のその時間にZoomのURLをポチっとするとネットに繋がっていれば見ることができす。
  
クリックを!
  ⇓
申し込み先

申し込みの締め切りは、2月13日(火)までです。
ウェビナーです。
話を聴いている時も、こちらの顔は見えないので、安心して覗いてみて頂くことができます。

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2 コメント

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Unknown (エドヒガン)
2024-02-13 07:08:53
先週の番組、全部ではありませんが、拝聴しました。
(先生のところは全部です)
病気や治療に関する知識を持つ、あふれる情報を選別することも必要ですが、同じ病名でも人それぞれ症状も受け止め方も違うし、
何より、出会うお医者様や家族、周りの理解が重要になってくることも身を持って知っているつもりでした。
癌に限らず、人類から病がなくなることはまずないでしょうが、自分の事でいっぱいいっぱいだった私も、人類の病の歴史の一部を生きているのだなあと感じ、何故か心が少し軽くなりました。
病というギフトを、贈りものと受け取るか毒と受け取るか。
拝聴してよかったです。
長くなり申し訳ありませんでした。
気持ちをお伝えしたく、コメントさせていただきました。
ありがとうございます。
返信する
Unknown (e3693)
2024-02-15 21:04:42
エドヒガンさん

番組に関わって一番感心したことは、制作スタッフの皆様の熱意でした。
きっとそれが、しっかり伝わったのだなあと感じました。
医療者も日頃から誠実に取り組まれている方々ばかりで、久しぶりの再会から初めての方も、素敵な時間でした。
エドヒガンさんのメッセージのお陰で良い形で伝わったことがわかり、良かったなあと思うことができました。

観て下さり、そして、感想を下さり、本当に、ありがとうございました!

aruga
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