小学生5,6年生の呼び込み型がん教育。
今年が3年目になります。
帝京サマースクールが土曜日終わりました。
申込み10分程度で50人分が一杯になってしまいました。
嬉しさと、申し訳なさと交錯しています。
元気いっぱいに参加してくれました。
ただ、そうした子どもたちを見ながら、
お母さん、お父さんががんの子どもたちにとって、
参加しづらかったりするのではないかなあと
思います。
また、そんな子どもたちが一緒に参加していた時、
そんなエネルギー一杯のお友達と一緒にいることは
疲れを覚えるだろうなあと。
小学校の総合学習の中で、
少しずつ取り組みが始まっていますが、
そういう中でも、居心地の悪さを感じるお子さんが
少なからずいらっしゃるのではないかと思うのです。
今回のような申込み型なら、まだしも
学校教育の中で実施されると
子どもたちは逃げ場がありません。
聞きたくないと思っても、
授業ならいなくてはいけませんから。
そんな子だちをサポートするために、
子どもサポートグループが地域にあって、
辛さを覚えた時に参加できるようなプログラムを作ることで
セーフティネットになると思うようになりました。
教育を促進させる一方で、
セーフティネットを作ることは大切だと思っています。
既存のプログラムにもよくできたものがあります。
ただ、問題もないわけではないと感じています。
ですから、まずは、既存のプログラムを学び、
活動できるように準備しつつ、
目的とする機能を持つ形にしていけるよう
試行していきたいと思っています。
帝京サマースクールの翌日、
CLIMB®の中心的な大澤さんと小林先生をお招きして、
身内で、ファシリテーター養成研修を開催していました。
この週末は、子どもをテーマとして
考えることができました。
明日は、もう月曜日・・
夏の暑さにくらくらしつつも、
子どもたちに元気にしてもらったように思います。
小学5・6年生をお持ちの方は何人も周りにおり、お医者さんのキッザニアと間違っている方もいて、「この子を行かせたら、先生の説明時から突拍子もない質問攻めで迷惑になるだろうな・・」と思う子もいて、なかなか大きな声で宣伝することは出来ませんでした。
ある方に声を掛けたら、「どうしてうちの子には声を掛けていただけないの」と言われましたが、かなり真面目なお子さんを推薦させていただき、その方は参加されました。(先生がたぶんご存知の方のお子さんです)
お母様が付き添われたようですが、私は、本当はお父様に行っていただきたかったのですが、お父様は、残念ながらお仕事で付き添うことは出来ませんでした。
小さい兄弟がいらっしゃるので、「じいじ」が付き添ったらダメなのかなと言っていましたが、結局ご兄弟は思い切って「留守番体験」で、1人で初お留守番だったそうです。
なんと参加されたこのお子さんは、先生のセミナーに参加するために、「癌」という漢字を覚えたそうです。
まだ感想は聞いていませんが、ご家庭で、お子さん2人の1日の体験の話題に花が咲いた日だったのかも知れません。
過去には、ご家族が参加させたくて、本人はいやで、入り口でもめていたこともありました。こうしたことも、大切なご家族の体験だと思いました。
一生懸命「癌」を覚えてくれたのですね。
ちょっと、ポッと心が暖まります。
ただ・・・癌は上皮由来のもののみを指すため、基本的にはひらがなを使います。なので、癌が出てこず、がっかりしちゃったかもしれませんね。