緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

子を埋めようかと思った・・赤ちゃんポストに思う(1)

2007年06月18日 | 社会時事

昨日ニュースでは、この下記の報道があった後
さらに、2人の赤ちゃんがポストを利用されていたそうです。
社会が思っていた以上に
育児に追い詰められた人は
多いのではないかと思います。

社会の理想ではなく
一人一人の痛みに視点を向けた
この制度に私はとても、胸が熱くなります。

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記事:共同通信社
提供:共同通信社

【2007年6月11日】

 親が育てられない赤ちゃんを匿名で受け入れようと、熊本市の慈恵病院が国内初の「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)を運用して10日で1カ月。「命を救う最終手段」「子捨てを助長する」と議論が続く中、初日に3歳ぐらいの男児が預けられる「想定外」の事態も起きた。

 病院や設置を許可した熊本市には、妊婦らの切実な声が次々と寄せられ、最大の目的は相談してもらうことだとする関係者は「救われた命もあり、設置には意義があった」(蓮田太二(はすだ・たいじ)・慈恵病院理事長)と受け止めている。

 5月26日に熊本市内で開かれたフォーラム。「生まれた子は穴を掘って埋めよう、と思いながらも電話してきた方が2人いた」。蓮田理事長の言葉に、会場は静まり返った。

(この報道について、明日に続きます)
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6 コメント

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Unknown (たぬくまぞうさん)
2007-06-18 23:38:05
望んでも子供の出来ない人たち、望まないのに子供が出来てしまった人たち、人身売買をする国も有る。
命は地球より重い物です、殺してしまうよりよっぽどまし、援助交際と言う売春も有る時代、名前より実を採らねば、法律自体もう少し柔軟に対応出来る様になって欲しいと思う一人です。
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Unknown (tomo)
2007-06-19 00:57:18
本当に難しく切ない問題だと思っています。皆、ギリギリの意見ではないでしょうか?賛成と言いたいような、反対と言いたいような。時と場合によっては、賛成だったり、いろいろな制限や線引きができないなら反対だったりと・・・。ただ、今の日本の現状、状況を知る得る事は、大切なことであり、その現状、状況を知った上で、問題があれば、又、再検討しても良いとは思います。命が救われ、健やかに成長し、色々な人生を歩むことに何か問題があるのでしょうか?と、大声で言いたくなってしまったり・・・。命についての道徳教育、性教育にも、是非もっともっと時間を費やして欲しいと思います。
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こうのとりのゆりかご (脳外科見習い)
2007-06-19 05:12:06
このシステム、僕は賛成です。

私見をトラックバックさせていただきます。
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そうなんです。意外に、閉塞状態のお母さん、多いと思います。 (ぴょん)
2007-06-19 09:18:37
主人の兄が、民生委員をしており、また、私も、若輩の頃、幼児教育に携わり、子供をもてなかった私に、友人が、育児について相談してくれたり・・・。

意外に閉塞状態。
結婚して、家庭的には、幸せでも、核家族であるが故に、お母さんが一人で葛藤してしまい、些細なこと(本人は、些細なことと思えずに悩んでいるのですが)で、悩み抜いてしまう場合が多いって事もあります。
一生懸命故に、かえって幼児虐待をしてしまったり・・・。
もちろん、安易に肉体関係を持ち、安易に妊娠出産する方も男女ともいらっしゃることも事実でしょうが・・。難しいです。
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コメントありがとうございます (aruga)
2007-06-19 22:38:31
たぬくまぞうさん
本当ですね。生まれてきた子供達は生まれてきた環境は選択できないのですもの。

tomoさん
ぎりぎりのところで守ってあげなければいけない命もあるのですよね。

脳外科(見習い)先生
先生は専門家でいらっしゃることがわかったので、見習いと書くことに抵抗が・・・TBありがとうございました。

ぴょんさん
抱え込んでしまっているお母さん、とても多いと思います。私もそうだったなあ・・と思いました。
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一生見習い (脳外科見習い)
2007-06-19 23:08:17
aruga先生

非専門医で、臨床3年半で大学院に突入、
クリップはもちろんかけたことありませんし、
開頭血腫も覚束きません。

一生、見習いの(常に向上心をということで)
ハンドルネームを使おうと思っています(笑)

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