日本緩和医療学会の専門医制度がスタートし、
本年の7月に第1回目の緩和医療専門医の申請募集が行われました。
書類審査の後、
11月21日に筆記試験、
翌22日に口頭面接試験が予定されています。
また、第2回目の暫定指導医、認定研修施設の募集が
9月1日から開始されています。
30日が消印有効の締切となっています。
http://www.jspm.ne.jp/nintei/zantei.html
昨年秋、第1回目の暫定指導医、認定研修施設の募集が行われ、
その結果が学会ホームページ上で公開されています。
暫定指導医
http://www.jspm.ne.jp/nintei/pdf/shidoui090401.pdf
認定研修施設
http://www.jspm.ne.jp/nintei/pdf/nintei090401.pdf
個人的に、心配していることがあります。
一覧を見て頂けますとお分かりだと思うのですが、
大分県には、研修施設がないのです。
大分県にお一人暫定指導医の先生がいらっしゃったのですが、
年度とともに、異動され、
大分県には指導医不在、認定研修施設もない状態になってしまったのです。
認定研修施設の絶対条件は、暫定指導医がいることです。
緩和医療の専門医を修得するには
この認定研修施設で2年以上の研修を行うことが必須となっています。
つまり、認定研修施設がない県には
自県で緩和医療専門医を育成することができなくなってしまうのです。
暫定指導医の募集は
3年間で終了します。
今年が2年目です。
大分県にも、もちろん、都道府県がん診療連携拠点病院も
地域がん診療連携拠点病院もあります。
ですから、必ず緩和ケアチームもあります。
後、数日しかないのですが、もし、大分県の緩和医療の医師が
ここをお訪ねくださっているようでしたら、是非、申請をご検討ください。
尚、以下のようになっています。
研修施設
0施設:大分県
1施設:佐賀県、熊本県、和歌山県
2施設:青森県、山形県、山梨県、石川県、福井県、
奈良県、島根県、香川県、高知県、沖縄県
がんの症状でお困りの方にも、
このリストは参考にして頂けると思います。
お住まいの都道府県のどこに認定研修施設があるか
是非、見てみてください。
そして、症状緩和に困った時は、暫定指導医リストも参考にして、
相談してみてはいかがでしょうか。
(このブログは、一医師として日々の臨床や生活の中で、
気づいたことを書き留めている場所です。
個別性のあること、特に患者さんの症状は、診察することなく
このような文章を介してコメントすることはできないというメッセージ
どうぞ、ご理解くださりますように。)
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大分県の先生と研修で一緒だった・・・ゆふみ病院の先生ではなかったけれど・・・って書かれていたのを記憶していますから、その時の先生がきっと移動になったのかな、と思いました。
私自身、大切な人との約2年間、癌の治療、緩和~在宅で過ごした日々は今でも心に煌めき続けています。彼の旅立ち後も、1介護職員として自分に出来ること、手当て・・心の寄り添い・・プライマリーの薬剤の見直し、副作用には先生の記事を参考に見直させていただいたりしてきました。
そんな有賀先生が、「大分県の~」と呼びかけているのを見て・・・じっとしていられなくて、私の尊敬する、大好きなDrに・・この記事だけ貼り付けてメールしました。
医師サイドの状況や事情・・・専門医に関する難しいことは何もわかりませんが、今・・私の気持ちの中で・・私に出来ること・・させて頂きました。明日は今、私が診て頂いてる病院の緩和ケア部長に、この記事のコピーを届けたいと思っています(渡せたらいいなぁ~)
有賀先生の「想い・・」
いつも真っ直ぐに伝わります。有難うございます
大分にずっと根付いている緩和ケアが、若い人の育成にお力を貸して下さいますように。
それを結んでくださろうとしているkyoさん、本当にありがとう!
初のコメントです。
大分県に暫定指導医がいないのは、昨年に申請しなかったためです。
これは、3年間の猶予があるため、ゆっくりしていました。
大分県はのんびり屋が多いのです。
今年度は私を含め5名以上は申請していますので、来年は申請が通れば5名はできます。
大分県は、大分緩和ケアの夕べhttp://www.oita-kanwa.org/yube/や、大分県緩和ケア研究会http://www.oita-kanwa.org/など
しています。
大分県緩和ケア研究会代表からでした。http://www.home-clinic.jp/
若い人達が専門医をとっていくことを応援するためにも、是非、よろしくお願いいたします。
もうひとつ、コメントを頂いておりますが、内容はほぼ同じでしたので、最初のものをアップさせていただきました。
改めての返信、ありがとうございました。