ご本人の気持ちとしては +++++++++++++++++++ 痛みの治療は 残念ながら、オピオイドに便秘はヒッパツです。 「わかってんですよ。必要だって。K先生からも聞いたし、真打登場となったし~~(ん?私のこと??) でも、ああ―――いいよ。貼るとか飲むとかあ゛~~ もう、口からでいい---。が~~考えるとおかしくなってしまう====ひぇ~~」 ということで、痛みと格闘している中で
「きちんと8時間毎にロキソプロフェンを飲めば何とかなる。夜中は2時がちょうどいい!以前モルヒネを飲んでいて酷い便秘で本当に辛い思いをしたので、麻薬は絶対いやだ!!」と。
横でご家族がささやきます。
(2時にちょっと遅れるともう、痛くて大変になっちゃたんですよ。)
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ぎりぎりの状況でコントロールするのはよくありません。
ちょっとした変化で
激痛となって
調整ができなくなってしまいます。
夜中の2時という時間は、寝込んでしまいがちなため
ちょっと薬が遅れて痛みが出るなら
体がずっと緊張状態が続いてしまうことになります。
休むことが出来ないと
治る傷も治らなくなります。
非ステロイド性抗炎症剤
(ここではロキソプロフェン)だけで不十分なら
便秘対策をしながら
ここにオピオイドを併用し、十分増量していくのが
基本的ながん性疼痛緩和の戦略。
ということで、オピオイドとして
オキシコドンか貼付剤か提案し
患者さんに選択してもらうことにしました。
前医で緩下剤も処方されず、本当に大変な目にあったらしい・・
どうにもならない状況なら
とりあえず貼付剤を選択してもかまいません。
(しょうがない・・)
オピオイドが始められず、苦しませるより
オピオイドを始めて動くのが楽になったら
便秘だってコントロールしやすいというものです。
とはいえ、貼っても便秘にはなりますが・・・
とにかく副作用対策をしながら
上手にオピオイドを始めることを話し合いました。
心の中で囁きました。しめた!
「ひとまず任せてみて。今は細かいことは考えなくていいですよ。その代わり、私達が一生懸命考えて調整しますから。
う~ん。口からですね。そうすると・・ 今の痛みだったら、オキシコドンで60mgは必要になりそうです。でも、少ない量から始めますよ。
便秘?強い見方がいるでしょ。大丈夫いっしょにやっていこう」
ということで、ぐぐっと押し切り。。
ご本人は必要性はわかっているけど
いっぱいいっぱいでもう判断つかない状態でした。
そういう時は
医療者が選択する大変さを
いっしょに背負ってあげなくては重荷すぎるます。
オキシコドンを開始することになりました。(明日に続きます)
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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